京都市左京区の吉田山にあります。
山というよりは丘?の中腹にあり、昔ながらの住宅が立ち並ぶ
細い道路をたどって到着しました。
 
元伏見宮家の別邸であったという和洋折衷の優雅な建物。
そちらのティーサロン 真古館に伺いました。
 
 
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イメージ 2案内されたのは二階。
テーブルと椅子は濃い茶色のアンティークです。
窓の向こうには眩しい新緑が見えます。
 
メニューは飲み物とケーキ等。
特製お福餅という玄米やあずきをたっぷり使用したお餅が
お薦めだそうですが、今回はチョコレートケーキとコーヒーを
注文しました。
 
 
運ばれてきたトレイに載っているこの雅やかな書にびっくり。
 
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吉田山荘の女将が書かれたものだとか。
 
なんて達筆。当然読めません~汗
・・・という私のようなお客さんは多いのでしょう。
この紙の裏に↓のような説明文が付けてありました。
 
「時鳥人まつ山に鳴くなれば我うちつけに恋ひまさりけり」
(ホトトギスが人を待つという名の松山で
鳴いているものだから、私はふいに恋しさが募ってきて
居ても立ってもいられない)
 
という紀貫之の歌だそうです。
 
こんな素敵な演出は初めてでした。
 
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チョコレートケーキは
しっとりと焼き上がっていて
上品な味がしました。
 
食器も女将さんのオリジナルデザインなのだそうです。 アンティークな空間に日本の伝統的な藍色がよく似合っています。
 
コーヒーカップは持ち手がないのですが
手のひらにぴったりと収まる大きさ。
 
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この空間も、メニューも
ひときわ洗練された雰囲気を醸し出していました。
 
日曜日の午後でしたが、他にお客さんがみえず
静かな時間を過ごすことができました。
 
 
ティーサロン「真古館」
京都市左京区吉田下大路町59-1
 
 
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