
兼六園を訪れた後、金沢城公園に行きました。

金沢城は天正11年(1583年)に前田利家によって
建城が行われ、以降明治の初めまで加賀藩前田家14代の居城でした。
今は公園となっていますが、「広かった!」というのが感想です。
残っている石垣を眺めていると、昔そこにあった壮大な建物のこと
周囲の城下町の賑わいなど・・・想像が膨らみます。
左は前田利家の銅像です。長い兜がこの人のシンボルマークですね。
ここは広いだけに公園を縁どる石垣も立派で見ごたえがありました。

金沢城には多種多様の石垣が残っています。
これは大手門(尾坂門)の石垣です。
巨大な石を使った打ち込みハギ。大きな石は鏡石と呼ばれ、
城の正面によく用いられたそうです。
高知城や岡山城に行った時も正面の石垣には
こんな巨石が使われていました。
大きな石は藩主の権力を象徴するものだったのです。

三の丸広場からみた五十間長屋。
復元された建物ですが、とても立派です。
武器庫として使われていたほか非常時には城壁の役目も備えていたようです。
伝統的な工法で復元され、釘もボルトも一本も使っていないのに耐震性にも優れているそうです。
日本古来の建築技術ってすごいですね。
内部も見学できるようですが、時間がなかったのでパスしました。
ただ私は石垣だけが残っているほうが、歴史の彼方に
想いを馳せる楽しみがあって好きかな~というところがあります。

お店がたくさん出ていました。
私たちがふらふら歩いていた頃は
もう終わり間近でしたが
地元のお菓子、石川にゆかりある
有名なパティシエさんのお菓子などが
売られていました。
友達へのお土産にいくつか買って帰りました。
駐車場に戻るまでの道沿いはツツジが満開でした。^^
