
石川県金沢市中心部にある兼六園は、
水戸偕楽園、岡山後楽園と並ぶ日本三名園の一つです。
代々の加賀藩主が、長寿と繁栄を願って
神仙思想を形にしてきたといわれています。
このお庭はもともとは金沢城の外郭として御城の一部であったようです。
広い土地には183種、8750本の樹木が植えられているのだとか。
松の木など、どれも見事な枝ぶりです。
この後で訪れた金沢城公園を歩いた時にも感じましたが
北陸一円の支配者であった大大名前田家の
富の大きさはそれはすごいものだったのでしょう。



左側の噴水は自然の水圧であがっている日本最古の噴水。
遅咲きの桜の花がまだ咲いていました。
今年は春が寒かったので、更に遅咲きだったようです。
連休に訪れたので兼六園周辺の駐車場は殆どどこも満車状態でした。偶然にも一つだけ「空」と出ていた駐車場があり、そこに車を停めて歩きました(駐車場から歩いて出る時、既に「満」に変わっていました)。
21世紀美術館は入る気も失せるほどの行列&混雑。
建物が透明だから余計に混み具合がわかりました。
兼六園はとても広い敷地でしたが、それでも写真を撮ろうとすると
人が入らないように配慮するのに結構気を遣いました。
兼六園の名前の由来は中国宋の時代の詩人が書いた
洛陽名園記の文中から採って、
宏大、幽邃(ゆうすい)、人力、蒼古、水泉、眺望の六勝を
兼備するという意味だそうです。
ちょっと難しいですね。
園内にある時雨亭という建物で抹茶とお菓子をいただきました。


この生菓子は・・・
5月なので菖蒲を模してあるそうです^^
初夏らしい涼やかな色でした。