イメージ 1
 
今回の旅行で一番贅沢な食事をしたのがここ。
ガイドブックで探していきました。
同じページにはB級グルメ的なお店が紹介されていたので
当初はここも気軽に入れる居酒屋みたいなところかと思い、
「富山特産の白エビでも食べよう!」とカーナビに住所を入力。
カーナビに案内されてたどりついたのは
なんかすごく立派な料亭・・・・。
 
この日は朝からまる一日、観光に出かけていたので
カジュアルなジーンズにぺったんこの靴。
出迎えを受けた時には、やけに敷居が高く感じました。(><)
 
明治44年創業の老舗だそうです。
重厚な店構えには歴史を感じます。
 
イメージ 2イメージ 8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
仲居さんに案内されたのが8畳の和室。
お部屋からは立派な日本庭園が眺められました。
 
イメージ 9
 
食事は全てコースのみで、お値段は6000円から
1000円きざみだそうです。
 
名物白エビ団子は7000円のコースから付きます、
とのことだったので、それをお願いしました。
 
 
 
待ってる間もドキドキドキドキ
 
 
イメージ 10
 
最初に運ばれてきたのが、前日も食べたホタルイカと、
白エビの刺身。
ホタルイカの器の蓋には季節を感じる絵が。
白エビはこれだけの小さい器で、70匹も入っているそうです。
擦り下ろした生姜が載せてありました。
 
「お箸でぐるぐるとかき混ぜて飴色になったら召上がって下さい」
といわれました。
ということで、グルグルグルグル・・・・・。
手が疲れたのでこの辺で、一口食べてみる。
ほんのりとした白エビの甘味と、おろし生姜がぴったり合って
とても美味しいです。
 
岩瀬の新鮮な魚介が味わえるお店というだけあって
鮮度は抜群です。
イメージ 11
イメージ 12
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このコースは品数が多くて内容をよく覚えていないのですが
左側の小鉢も蟹、右側の椀ものも蟹。
白い層の下に蟹の身が幾重にも積まれていました。
 
お刺身。鯛と鮪とイカと海老。
イカも弾力があって甘かったです。
 
イメージ 13
 
 
イメージ 14
 
これは白エビの唐揚げ。
軽くお塩がまぶしてあり、柔らかいので皮ごと食べられました。
「かっぱえびせん」みたいな風味が。いやいや、とっても香ばしい。
 
イメージ 3
 
仲居さんが七輪に載せて持ってきてくれたのが
このお店の名物という、お店のご主人創作の「福だんご」。
大きさは多分5-6センチ。
 
それほど大きくありませんが使われている白エビの数、
なんと200匹とのこと。
普通は効率のことを考えて機械で皮むきをしているところが大半らしいのですが
こちらのお店では全ての白エビの皮を丁寧に手で剥ぎ、擦っているそうです。
つなぎを一切使わずお団子にしたものだとか。
炭火で焼いてあるので、香ばしさもたっぷり。
 
 
イメージ 4
 
甲羅揚げ。中にはほぐした蟹の身や椎茸などが
入ってグラタン風になっていました。
 
この時、料亭の女将さんと思われる方がお部屋に
挨拶に来てくださいました。
 
揚げものが出てきたら、次はそろそろ最後のご飯とお味噌汁です。
この辺までくると、お腹もいっぱい。
 
でも最後はすごいサプライズでした!!
大きなお椀が運ばれてきて、
「ご飯の代わりに中に紅白のお餅が入っています」
と言われたので蓋をあけてみると・・・
イメージ 5
 
鯛一匹がまるごと。\(◎o◎)/!
この大きさをもっとわかりやすく写した写真がネットにありました。
イメージ 6
 
おめでたい席には欠かせない
「大名椀」というもので
鯛とお餅が入った汁椀です。
 
とにかく、このコースの名物は
白エビの福団子で、もうメインは食べちゃったし、
さあ最後は普通にご飯と、お味噌汁&漬物だと
思っていたところにこんなすごいお料理が
運ばれてきたので驚き倍増でした。
 
 
そして最後はかわいくイチゴのデザートで。
イメージ 7
 
次の日は朝食が食べられませんでした。
以降は、体重をこれ以上増やさないため、
また、お財布をこれ以上、軽くさせないため、
粗食が続きました^^;
 
白エビはちょうど今が時期だそうですが、
一般に海の幸が美味しさを増すという
冬に富山に来たら、
どんなに素晴らしい味が堪能できるのでしょうね。
大満足な富山の旅の締めくくりでした。
 
 
磯料理 松月
富山県富山市岩瀬港町116
076-438-1188
要予約です。
 イメージ 15