
富山県はチューリップの球根栽培が盛んで、
その生産量は日本一。
砺波市では毎年4月後半からゴールデンウィークまでの
2週間、「となみチューリップフェア」というイベントが開催されています。
今年で60回目、会場では500品種100万本ものチューリップを
楽しむことができるというもの。

たまたまこの期間内に富山に居合わせたので
行ってみることにしました。
富山市から高速を使って、30分くらいで到着。
途中、高速からみえる風景に一面、黄色、赤色、ピンク色など鮮やかに
染まった土地がありましたが、あれは全部チューリップだったのですね。
とってもきれいでしたよ^^。

大花壇に咲くチューリップ。
展望台みたいなのがあったので
そこから撮影しました。

ハートマークの形になるよう植えられていて
かわいいです。



世界で「チューリップ」というと、私はオランダを連想していましたが、
実はチューリップの原産地って地図で示すとこのあたり。
パミール高原、天山山脈付近なのだそうです。
この辺で生育していたチューリップが点滅する線のような経路で
広がっていったのです。当初はオスマン帝国(いまのトルコ)で
大変もてはやされた花だったようです。
トルコのオスマン家の紋章がチューリップなのだとか。


装飾品の絵には
チューリップがモチーフに使われています。
トルコからヨーロッパに伝わったのは16世紀、
17世紀には大ブームとなり、あまりの人気で
「チューリップ狂時代」とまで呼ばれる時代がありました。
チューリップの球根一個と、工場が交換されたり、
一個の球根が何年分もの年収に相当するほどだったり。
投機目的でチューリップの球根が売買されるようになり、
かつての日本の不動産のようなバブルが起こりました。
1637年に球根価格が暴落、破産者も続出したそうです。
こんな歴史もあるのですね。

たくさん写真を撮ったので
また続きます。
よかったら見てください


