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車を運転していた時、たまたまラジオで
堀文子さんという日本画家の展示会が県立美術館で
開催されていることを知り、少し前に観に行ってきました。
 
堀文子さんは92歳の現役画家。
40代で外交官だったご主人と死別した後、数年世界を放浪旅行された経験もあり、
美しい自然や生命の神秘をテーマとした絵を多く製作されています。
 
日本画のイメージでみるとちょっと違うかもと思うような
鮮やかな色使い、でも油絵のような重さを感じない
透明感のある印象の作品が多かったように思います。
金地に精緻な部分まで写し取った植物の絵は江戸時代の
伊藤若冲の作品を連想しました。
 
デッサンもいくつか展示されていましたが、
そういえば黒柳徹子さんを描いた作品がありました。
黒柳徹子さんとはお友達で「徹子の部屋」のスタジオ・セットには
堀文子さんの絵が使われているそうです。
 
ご本人の写真も拝見しましたが、凛としたとても気丈な
雰囲気を感じる方でした。
70代後半から80代前半にかけて
アマゾン、メキシコ、ペルー、ネパールなどへも
取材旅行に出かけられたほどですから、すごいですね。
 
数年前に病を得たことで、自由に旅ができなくなり、
以降は顕微鏡の中の世界を描くことに挑戦するようになったそうです。
常に前進しようとする生き方にもまた学ぶところが多くありました。
 
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県立美術館のロビーは一面ガラス張りになっていて
昼間は陽光が差し込み、明るい雰囲気です。
 
窓の外は新緑、若い緑色が鮮やかでとてもきれいでした^^
 
 
 
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