財団法人日本さくらの会が1990年、全国の桜の名所から
100か所を選定したもの。
 
三重県では伊勢市の宮川堤と津市の三多気の桜が
100選の中に入っています。
 
去年のお花見の時に撮影した写真ですが
こちらは宮川堤の桜。
 
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川沿いに約1000本もの桜が植えられています。
ソメイヨシノが大半。樹齢の高い木が多いとのことですが
満開の頃は一面がピンク色の世界になり、とても艶やか。
桜の咲く頃には心が逸る・・・
そんな気持ちが理解できそうです。
 
旧23号線を伊勢方面に向かう途中にあり、
交通のアクセスも良く、毎年一度はお花見に出かけています^^
 
こちらは三多気の桜です。
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三多気には去年、初めて出かけたのですが
三重県津市とはいっても、殆ど奈良県との県境にあります。
松阪からはくねくねとした細い山道を長時間ドライブしてようやく
たどりつきました。
 
1.5キロに及ぶ道沿いに咲く約500本の桜。
ここも古木が多かったです。
桜の時期以外は、静まりかえった山里であろうことが
想像できるような、そして日本の原風景を目にできるようなところでした。
草餅を売る民家があったり、素朴な空気を感じました。
 
静かな山里の春を楽しめそうな場所ですが、
昔からここを知っている友達にいわせると、
名所100選に選ばれてから、随分雰囲気が変わり、以前の良さが
失われてしまったとのことです・・・。
そういえば私たちも含めカメラを手にした観光のお客さんで
いっぱいでした。
 
古来から受け継がれてきた日本の美は
名所と名付けられていない、
その土地に住む人しか知らないような
場所にこそ、
ひっそりと今も存在しているのかもしれませんね。
 
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