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静岡市内にある駿府城公園に行きました。
築城は平安時代中期、源満仲の時代にまでさかのぼります。
その後、南北朝時代を経て、戦国時代は今川氏の領有となり、
今川氏滅亡後は一時、武田氏の領有下に入っていました。
天正10年に徳川家康が武田氏を追い払い、13年に修築して
居城としました。
家康は将軍職を退いた後、大修理を行い入城、ここで生涯を終えました。
 
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現在は駿府城公園として市民が憩う公園になっており、
石垣と堀に当時の名残が伺われます。
 
ここを訪れた2011年のお正月、一昨年の夏の地震で壊れた石垣の
修繕工事が数箇所で行われていました。
工事中の場所のほかにも
石垣や土塁は新しい石で積みなおされている箇所が多く目につきましたが
これは安政大地震による崩落や
明治以降の改変等の経緯があったためだそうです。
 
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資料館や庭園なども有料で見ることができますが、
あいにく両方とも年末年始はお休みのようで
入ることができず、ちょっと消化不良の観光となりました。
 
お堀の周囲はよく整備されています。
お堀の中はコイがたくさん泳いでいました!
三の丸があったところには役所やビルが立ち並んでいます。
 
お堀沿いを散歩したり、ジョギングしたりしている人の姿を
見かけました。日々の散歩コースにはよさそうですね。
 
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お濠沿いを歩いていたらやじさん、きたさんにばったり。
やじきた道中を描いた東海道中膝栗毛の作者、十返舎一九は
ここ駿府の生まれだったのですね。
やじきた道中は初編の日本橋~箱根編が大好評だったので
道中を更に延長し、20年も続いたベストセラーだったようです。
 
やじさん、きたさんは駿府滞在中は安倍川もちやとろろ汁を
楽しんだそうですよ。
現代ならこれに加えておでんやイチゴも食べていたかもしれませんね。
 
 
 
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