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ジャズ界の大御所 秋吉敏子さんのピアノコンサートを聴きにいってきました。
 
といってもジャズのコンサートは今回が初体験。
私はジャズの背景知識は殆ど無く。
 
秋吉敏子さんはアメリカジャズ界の最高栄誉「全米ジャズマスター賞」を日本人として初めて受賞した方。日本人として初めてバークリー音楽大学に入学した方でもあります。渡辺貞夫さんはこのバークリー音楽大学(音楽院)入学者としては日本人第2号なのだそうです。
 
生まれは1929年の満州だということで80歳になっておられるのですね。力強い演奏とその貫禄の一方、演奏時や、お喋りの時のしぐさとかがチャーミングで素敵な方でした。
一曲ごと演奏の前に秋吉さんがその曲のバックグラウンドや、関連する話をして下さるのですが、かなしいかな、ジャズについては殆ど無知の私は内容をあまり理解できなかったのが残念
 
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クラシック音楽はもともとヨーロッパの貴族階級をオーディエンスとして始まった音楽ですが、ジャズ音楽はアメリカ、ニューオーリンズの黒人ミュージシャンの間で進化したもの。
 
クラシックが当初から社会の上層部と深くかかわっていたのに対してジャズの発祥はそれとは対極。 売春宿の待合室とか場末の酒場などで演奏されていたのだそうです。だから初期の頃は良家といわれるところの子女は、ジャズを聴きに行くということなんて、両親が許さなかったとか。
 
上に書いたような経緯もあるからなのか、ジャズのほうが人間の「喜び」とか「心の躍動」とか生の感情がよりストレートでリアルに伝わってくるように感じました。
 
 
 
 
 
 
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夜7時からの開演だったのでコンサートホール内にあるRIZ CAFEで夕ご飯。メインは野菜カレーです。量が多く見えるけれどこれはハーフサイズです。本当ですよ(笑)