イメージ 1引き続き、日本史ネタでーす。
「ねずみ小僧」ってご存知ですか。
 
本名は次郎吉、江戸時代に大名屋敷を専門にしていた泥棒です。そこで盗んだ金品を貧乏な人たちに分け与えていたという話から「義賊」と呼ばれています。
 
本当に「義賊」であったかどうかは別として、ねずみ小僧は現在でも歌舞伎や映画、小説の題材になっていますね。^^
 
犀ヶ崖公園の片隅に、この人の墓石を見つけました。お墓は東京両国の回向院、その他日本各地にあるようです。なぜここにも建立されたのか不明だとか。
 
この人の戒名、写真では見えづらいかと思うのですが、「教学速善居士」と書いてあります。速善という二文字に彼の義賊としての意味が込められているようです。
 
 
 
 
 
ネズミ小僧のお墓の石を削りとって持っていると、
ギャンブルに強くなるとか、受験に受かる、
という俗説から東京回向院の墓石は
大量に削り取られてしまったそうです。
 
ギャンブルに強くなるというのは、
この次郎吉は博打が大好きだったということ、
受験に強いというのは、
泥棒のように「するりと入れる」ということにちなんでいるのだとか(笑)
この墓石も削られてこんな形になったのでしょうか。