何かを学び始めた時、新しい知識をどんどん吸収している時は
自分の成長を実感でき、とても充実したものを感じます。

でも、ある時、勉強しても、しても、しても・・
全く自分自身に上達が感じられない時期がやってきます。
これだけ勉強しているのに、なぜ実力が伸びないのか、
もしかしたらもう限界?なんていう思いも過ったり。

でもそれは自分が「学習高原の時期」にいるからなのです。
横軸を学習時間、縦軸を上達度のグラフで
みた場合、学習曲線というのは
右肩あがりにまっすぐ伸びていくものではなくて
階段のような形をしているのです。

ある時期、グラフの線は斜め右にぐっと伸びます。
でもその後、しばらくは高原状態という
横線の時期が続きます。
そこにいる間はどれだけ努力しても
全然、成長が感じられない。
でも、実際に成長が止まっているわけではなく
潜在下では実力は蓄えられていて
ある時、また上昇基調に入る時が来るのです。

上昇基調に入ったその時の感覚は一気に視界が開けたというか
わからなかったことが急速にわかるようになってくる、
バラバラだったものが急速に頭の中でつながってくる、
そんな感じです。

そして一段上に上がったら、またやってくる高原期。
しばらく苦しむ時期が続き、そこを抜けた時に
また一段と高いステージへ。

学習というのはこれの繰り返しなのですね。
継続は力なりというのは本当なのです。
何か目標をもってがんばっているひとは
努力することを諦めないでね。

ちょっと昔のことを思い出したので書いてみました。