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今日はちょっとお勉強。
コロンブスがアメリカに到着したのは1492年。
日本では応仁の乱から20年が経過し、戦国時代の只中。

この時代、世界ではポルトガルとスペインが
新しい交易路を開拓すべく世界の海に乗り出していました。
東洋の香辛料を求めて。
こんなことをいったらなんですけど
この頃、両国は世界の地域を強奪したい放題。
日本も荒んだ時代でしたが、
地球上全体に凶暴な嵐が吹き荒れていたみたいですね。

コロンブスはこの時発見したアメリカをアジアの一部と思い、
スペイン国王に報告しました。
一方でポルトガルのバスコ・ダ・ガマは喜望峰を越えて
インド航路を発見していました。

スペインはコロンブスの発見した大西洋直行新航路のほうが
アジアに早く到達できると判断して(アメリカなのに~)
時の教皇アレクサンドル6世を仲介にポルトガルとの間に
「トルデジャリス協定」を結びました。

この協定は地図上の縦に走っている線のことです。
こっちから右はポルトガルが好きにしていいけど
こっちから左はスペインが好きにしていいのよ、という。

されるほうはたまりませんね。
でも彼らにいわせると非キリスト教の地域は
「神による浄化がなされていない野蛮な地域」
だったのですって。

南米の殆ど全部の地域が線より左側なので
南米はスペインのやりたい放題領域に
されてしまいましたが、
線よりちょっと出っ張っているところがありますね。
ここがブラジルの一部。
なのでこのエリアはポルトガル領。
あとはスペイン領になったのです。

今でも中南米ではブラジル以外は全部スペイン語が話されています。
ブラジルだけがポルトガル語なのはこの時、線からちょっとだけ
出っ張っていたからなのですね。

上の内容は、今読んでいる本に書いてありました。
面白いです。本のほうにはもっとまじめに書いてありますけれど。
読み終わったらまた感想文でも書きます。^^