昨日、滋賀県信楽にあるMIHO MUSEUMに行ってきました
現在同館で開催中の伊藤若冲の企画展を観るためです。

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今回初めての訪問だったのですが、随分と山深いところでびっくりでした。
かなり涼しい、というよりは寒くて、ところどころで紅葉が既に始まっていました。
道中に立っている看板を頼りに、すすきの生い茂った道を進んでいくと
思ってもいなかった広い敷地の美術館にたどりつきました。

もしよかったらリンクからホームページの写真を見てください。
山の中に近代建築が埋もれているみたいになっています。
これは「桃源郷」をテーマに設計された建物なのだそうです。
陶淵明作の物語で道に迷った漁夫が村里に楽園を見つけ出す、、、というお話ですね。
そこでは人々が平和で裕福な生を楽しんでいたのです。
漁夫も、めいっぱい歓待されて帰り、
また尋ねようとしたら、二度と見つからなかったという。

この美術館を設計したのはI.M.ペイさんという
パリのルーブル美術館前にあるガラスのピラミッドを設計した方。

山の丘陵を利用した作りになっていて建物と周囲の自然との調和が見事にはかられているようでした。
まずチケットを買ってから、本館まで7-8分歩きます。
きらきらしたトンネルをくぐりぬけます。

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ようやく出口です。建物の入口が見えてきました。

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建物の入口から来た道を振り返ると。

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エントランスロビー正面。
信楽の山々が一望に見渡せ、これも一幅の絵みたいですね。

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美しい幾何学模様のような建物の内側。

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近代的なデザインでありながら
太陽の光がさんさんと差し込み、外の自然とつながっているように感じる建物です。

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常設展もとても立派でした。
エジプト、西アジア、ギリシャ・ローマ、南アジア、中国と
シルクロードを旅するように古代美術が展示されていました。
最近出かけた美術館の中ではここのコレクションはかなりのものかと思います。
建物だけでもすごいけど。

企画展、常設展を観終わって玄関ロビーに戻ってきたら
外は夕焼け空になっていました。

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今日はパソコンの調子が悪く途中でフリーズしてしまったら
困るので、とりあえずいったんここで終わります。
伊藤若冲展のことはまた後で書きます。