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先週、仕事から帰宅したら
私宛に少し厚みのある封筒がひとつ届いていました。
中を開けたら、本が一冊入っていました。
本には伊勢神宮の別宮月讀宮の宮司をしておられる谷分宮司のお名前が。

谷分宮司とはもう10年近いお付き合いになります。
当時、これも伊勢神宮の別宮である倭姫(やまとひめ)宮の
宮司をしておられた頃、私がひとりでふらりとお詣りに行って
たまたま社務所で立ち話をしたのがきっかけとなり、
今も「伊勢のお父さん♡」と呼ぶほど仲良くしていただいています。
とても立派な方なのに全然~、気取ったところがなく、
気さくで、とっても面白い方なのです。

谷分さんは宮司職の傍ら、短歌の先生をされていて
それはそれは多くの歌を詠んでみえます。
以前、宮中御歌会始めでその作品が入選された経歴もお持ちです。

今回、昭和63年から平成15年までの作品を収めた本を出版されました。
地元の新聞でも紹介されたそうです。
普段の何気ない日常から切り取った一断片の中に、
豊かな光景が目の前に現れるような、
またその感情が伝わるような歌を詠まれる腕はさすがです。

以前はよくいろんなところにご一緒させていただいていました。
そのあとで私の携帯にその日のことを短歌にして送って下さったものです(笑)

一度、三重県の鳥羽の的矢に牡蠣を食べに行ったあと、
届けてもらった歌がありました。

牡蠣筏 並ぶ一湾 ときをりに
航跡ひきて ゆく船のあり

春光を 湛ふる海を ながめつつ
君と語らひ 的矢牡蠣 食ふ

今もこの歌は大事にとっておいてあります。
(この辺は余談になりました。)

谷分さんはとっても気さくで話しやすい方。
伊勢神宮までお出かけになる機会があれば月讀宮にも忘れずにお参りして下さいね。
きっと面白いトークが聴けますよ。
日本人の心のふるさとである
神道が一層身近に感じられるようになると思います(^_-)-☆