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先月、祖母が亡くなりました。
90歳の大往生でした。

お葬式は家族葬というかたちにし、
祖母と生前親しかった人たちや
身内だけで故人を見送ることにしました。

お香典も御花もすべてお断りし、
通夜も葬儀もこぢんまりとしたものでした。

でも本当にお葬式らしいお葬式だったというか、
義理の類のものは一切なく、
皆が心から故人を想い、
静かに冥福を祈ることができました。

仮通夜の日、祖母の枕もとに座って
おばあちゃん、いままでありがとう、と伝えました。
二人だけで過ごせた最後の時間でした。

火葬場でお骨になったおばあちゃんを見た時に
2時間まえまであった姿が無くなっていて
私たち遺族はここにいるのに、
祖母だけが本当にこの世から去ってあちら側にいってしまったのだと
ようやく認識し、
なんだか人間は空しい存在なんだなあと、ぼんやりと思いました。

祖母は大好きだった春の花を見ることなく逝ってしまいました。
連日寒い日が続いていたのですが、
不思議と、祖母の亡くなった日から
葬儀が終わる日まで外は風も吹かず、
雲のない晴天の穏やかな暖かい日が続きました。

少し時間がたって気持ちも落ち着いたので
ここに記しておくことにしました。


去年の秋頃からもう先は長くないと言われていたので
覚悟はできていたつもりでしたが、
やはり今も寂しさがつのり、喪失感が拭えません。

受け継がれた命ある今に感謝して、
これからも前向きに生きて行こうと思います。


このブログは私の親しい友達も何人か見てくれていると
思いますが、ここしばらく、せっかくお誘いいただいてたのに
お付き合いが悪くてごめんなさい。
また近々。