連休中にまた名古屋に行く機会があったので、
何年ぶりかで名古屋城を見にいってきました。
名古屋城では現在、特別展「失われた国宝 名古屋城本丸御殿‐創建・戦火・そして復元」
が開催されています。
何年ぶりかで名古屋城を見にいってきました。
名古屋城では現在、特別展「失われた国宝 名古屋城本丸御殿‐創建・戦火・そして復元」
が開催されています。
名古屋城の本丸御殿は徳川家康の命令により造営され、
それはそれは壮麗な建物だったそうです。
それはそれは壮麗な建物だったそうです。
明治維新後も天皇の離宮として用いられ、
昭和に入ってからは国宝にも指定されていたのですが
第二次大戦末期に戦火で焼失してしまいました。
昭和に入ってからは国宝にも指定されていたのですが
第二次大戦末期に戦火で焼失してしまいました。
今回の展示では事前に疎開されていたために
戦火を逃れた、御殿の装飾品の数々を見ることができました。
まとめて公開されるのは初めて、とのことで
大変貴重な機会だったと思います。
戦火を逃れた、御殿の装飾品の数々を見ることができました。
まとめて公開されるのは初めて、とのことで
大変貴重な機会だったと思います。
当時の御殿を装飾していた障壁画や金具、欄間彫刻・・
どれも日本美術の粋を追求した美しさを感じるものばかり。
特に花車を描いた杉戸は、題材の優美さと鮮やかな色彩、
日本の絵画らしい構図の取り方など、しばらくじっと見入ってしまうものでした。
このような美しい障壁画に囲まれた御殿はどんな空間だったのでしょう。
どれも日本美術の粋を追求した美しさを感じるものばかり。
特に花車を描いた杉戸は、題材の優美さと鮮やかな色彩、
日本の絵画らしい構図の取り方など、しばらくじっと見入ってしまうものでした。
このような美しい障壁画に囲まれた御殿はどんな空間だったのでしょう。
長く続いた戦国時代を経てようやく人心が落ち着き、
ここに住む人々も芸術を楽しむ日々を過ごしていたのかもしれません。
ここに住む人々も芸術を楽しむ日々を過ごしていたのかもしれません。
これらと同時に焼夷弾で焼かれた襖や焼損した金具なども
展示されていました。
展示会場の入り口から宮廷生活を彷彿とさせる
典雅な展示品の数々を見た後、目に入ったのが
名古屋城炎上の写真でした。
展示されていました。
展示会場の入り口から宮廷生活を彷彿とさせる
典雅な展示品の数々を見た後、目に入ったのが
名古屋城炎上の写真でした。
赤々と燃え上がる炎の中にじっとうずくまるような天守閣の姿があり、
その横には焼夷弾の投下により短冊状に引き裂かれた襖の無残な姿がありました。
真っ黒に劣化している長押金具も。
その横には焼夷弾の投下により短冊状に引き裂かれた襖の無残な姿がありました。
真っ黒に劣化している長押金具も。
その残酷さは、それまでの雅びで優美な展示物から一転し、
あまりにもの鮮烈な対照をなすものだったので
余計にショッキングでした。
びりびりに引き裂かれた襖の姿からは焼夷弾のなまなましさが
伝わってくるようで、これだけ美しかったものを一瞬にして
消滅させてしまう戦火の恐ろしさというか、
愚かさを感じずにはいられませんでした。
あまりにもの鮮烈な対照をなすものだったので
余計にショッキングでした。
びりびりに引き裂かれた襖の姿からは焼夷弾のなまなましさが
伝わってくるようで、これだけ美しかったものを一瞬にして
消滅させてしまう戦火の恐ろしさというか、
愚かさを感じずにはいられませんでした。
そういう意味でこの展示は大変興味深かったです。
いろいろなことを想い、感じた展示でした。
近く名古屋城では本丸御殿の再建工事が始まるとか。
いろいろなことを想い、感じた展示でした。
近く名古屋城では本丸御殿の再建工事が始まるとか。
この展示も11月上旬までやっているみたいです。