先週末、三連休の真ん中の日曜日、また京都に行ってきました。
市内は多分、混雑しているだろうなあと思い、
多少不便なところ、大原あたりなら人も少ないのではないかと読んで
そちらに行くことにしてみました。
大原は京都の中でも好きなところで、今まで何度も訪れています。
春夏秋冬、四季を通じて折々の自然が美しい場所です。
目の覚めるような紅葉に彩られる秋はもちろん、
真っ白な雪景色を眺めながら、きゅんと冷えた空気を楽しめる冬もいい感じです。
さて、この日の京都は夏も終わり、吹いてくる風も涼しく、
秋の気配がわずかに感じられました。
駐車場に車を停めて狭い緩やかな坂を上り、たどりついた
京都大原三千院・・・

でも、入るのやめました。
悪い予感がしたからじゃないですよ(笑)
予想外に混雑していたからです。(><)
大原には私のお気に入りのお寺があります。
三千院を通り過ぎて少し歩いたところにある宝泉院という小さなお寺です。
柱、敷居、鴨居を額縁に見立てた「額縁庭園」が有名なところで
何年か前にはJR東海のポスターにも使われてました。
庭の名前は「磐桓園」と呼ばれてますが、
これは「立ち去りがたい」という意味だそうです。
拝観料には抹茶とお菓子代が含まれていて、
抹茶をいただきながら、静かに庭園を眺める時間は
日本人に生まれてよかった~と思うひととき。
こっちなら人が少ないはず・・と門をくぐってみました・・
が、今回はダメでした。
過去に私が何度か来た時はいつも、この額縁を座敷の少し奥のあたりから座って眺め、
静寂の中でまさに「立ち去りがたい」気分を味わえたのですが
今回、座敷にあがってみたら、
ここは劇場?、と思うくらいの大混雑でした。(><)
座る場所を探すのにさえ、苦労するほどで。
抹茶を飲んでさっさと出てきてしまいました。
ここのお寺にある樹齢700年と言われる五葉松。
額縁庭園の主人公です。

見事な枝ぶりは近江富士に似せてあるとかなんとか。
近江富士に似て、優しい輪郭です。
なかなかこれだけの松をメンテナンスするのは難しいのではないでしょうか。

これは額縁庭園の隅っこ。
人が多すぎてここからしか写真を撮れませんでした。
お天気の良い連休には京都に行くものじゃないですね(笑)