あいた時間には京都のお寺巡りを続けています。

先日行ってきたのは京都の北部、

鷹峰という場所にある源光庵というお寺です。

由緒縁起は説明書にいろいろ書いてありましたが

小難しいのは苦手なので飛ばします。

この写真を見たら、多分、「知ってる!」っていう人が多いのではないでしょうか。

迷いの窓

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悟りの窓

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迷いの窓は「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しているそうです。

さて、「四苦八苦」という言葉。

「四苦」は「生老病死」の4つを意味するそうです。

それじゃ「八苦」は? ということで、調べてみました。

あとの4つの苦とは:

1.怨憎会苦(おんぞうえく):怨みがある人と会わなければならない苦しみ
2.求不得苦(ぐふとっく):求めても得ることができない苦しみ
3.愛別離苦(あいべつりく):愛する人と別れなければならない苦しみ
4.五陰盛苦(ごおんじょうく):身体や心の執着心(煩悩)を無くせない苦しみ

ということだそうです。

誰かを憎むのにもエネルギーが要ります。苦しいと思います。

求めても得られない辛さ、こういうことも何度もありますね。

大切な人と別れるのは生死問わず辛いですね。

自分も考えてみたら煩悩だらけ。

人生は四苦八苦の連続みたいですね。

でも苦しいことばかりではなくて、いいこともたくさんあるはず。

影があるからこそ光の部分が一層明るく見えるのだと思います。

人生の中でめぐり合う幸せ、それが些細なことであっても

そうした面に焦点をあてて日々心豊かに暮らせたら・・と思います。


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「悟りの窓」は円方で「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現していると

説明にありました。

丸い窓の前に座っていると、なーんとなく心も丸くなる感じがします。

週末に訪れた割には人が少なくて静かに過ごせました。

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歴史が好きな人にもここはお薦めですね。

本堂内の血天井は伏見桃山城の遺構を移築したものです。

伏見城は関ヶ原の戦の時に家康の忠臣鳥居元忠が石田三成軍と交戦して討ち死にした場所でしたが、

血で付けられた足跡や手の跡を見ていると、どれだけ壮絶な戦いが繰り広げられたのか

その光景が目に浮かぶようです。

夜に一人でここのお寺で過ごすのは怖すぎてダメかも。