最近、新名神高速道路の工事が完了し、
私の住んでいる松阪から京都へ1時間強で行けるようになりました。
昨日は京都・・と言ってもかなりはずれのほうにある
大山崎に行ってきました。

秀吉の山崎の合戦で有名な場所ですが、
今回は歴史探索が目的ではなく
アサヒビール大山崎山荘美術館が行き先でした^^

イメージ 1


建物はもともと大正初期から昭和初期にかけて
実業家の加賀正太郎によって別荘として建てられたそうです。

イギリスのチューダー様式をもとにしているらしく
濃い茶色が印象的。
ずっしりとした重厚感が伝わってきます。

建物は加賀さんの手を離れてから
荒廃が激しかったそうですが
アサヒビールが修理補修し、
当時の姿を回復させたのだそうです。
こういう文化的なことに積極的に関れる会社っていいですね。^^

イメージ 2


内部は写真撮影がダメなので玄関だけ。

イメージ 3


ドアも重い・・。

展示はアサヒビール初代社長の陶器等のコレクションが中心でしたが
どちらかというと建物それ自体がとても印象に残っています。

建材も内装も「ほんもの」の上質さがあったように思います。
写真撮影禁止だったのが本当に残念です。

イメージ 4


この山荘美術館の新館が安藤忠雄氏の設計。
実はこれを見るのが昨日の京都行きの目的だったのですー。^^
安藤建築は今年で3つ目、
新館は本館とも調和するよう山の傾斜を利用して
地下室になっていました。

「地中の宝石箱」と呼ばれているそうです。
階段の両脇は透明なガラスを通して春の明るい陽光が差し込み、
やっぱりコンクリートというのを忘れるような暖かみを感じました。

地下の新館は円形になっていて
モネの「睡蓮」とルノワールの絵が数点。

これは本館テラスにあるカフェで。
椅子とテーブルの後ろにあるのはバーナード・リーチの陶芸作品。
現代的な感じがしますね。

イメージ 5


コーヒーとケーキ。

イメージ 6


ワインをしみ込ませたケーキがおいしかったです。

美術館の近くにはサントリーの蒸留所がありました。
サントリーのお酒に「山崎」という名前のお酒があったような
気がするのですが、それってここの地名から?
この辺りは水がきれいなのでしょうね。

この日は美術館のほかに、近くにあるお寺を拝観し、
京都市内に夕ご飯に行きました。
来週、また時間のあるうちに続きをアップします。^^