あ、もう日付が変わっている。

クリスマスイブの日にこんなタイトルの記事を書くのはなんだか気がひけますが。


先日の佐世保での事件には大変心を痛めました。

日本でもとうとうこんな事件が起こってしまうなんて。

もう、こうしたことはアメリカなどの彼岸のこと、

などと、考えるような時代ではなくなってしまったということでしょうか。

この事件のニュースで忘れていたことを思い出しました。

オーストラリアに住んでいた頃の話なんですが、

当時私が住んでいた家の近くで、先日の佐世保の事件と同様の事件が起こったことがあるんです。

社会から疎外されているという被害妄想にとり付かれていた犯人がある日、

ライフルで同じアパートの住人数人を射殺して、

その後、アパートのオーナーが経営していたファーストフード店に

早朝押し入り、銃を乱射するという事件がありました。

このファーストフードの店というのが私の家から徒歩5分の場所にあって、

私自身もたまに買い物していたところでした。



実は私、この事件の前に不思議な体験をしているんです。

以前にもこんな記事を書いているので

私のブログをずっと前から読んで下さっている方は覚えてくれているかも

しれないのですが、私は、「たまに」なんですが、これから起こることを

妙な形で予知してしまうことがあります。

(・・っていうか最近はないので、「あった」というべきか)

事件の前日も私はこの店の前を通りかかりました。

それで、いつものようにおやつでも買おうかなと思ってお店に入ろうとしたんです。

・・・が、入れなかった。

なぜかわからないのですが、外は晴天の昼間ですごく明るいのに、

そして店内も蛍光灯が煌々とついているのに

私の目には店内が異常に暗く見えたんです。

あれ?って思いました。

その時は別に不吉な予感とか、何かが起こるという予感めいたものがあったわけでは

ないのです。ただ、

「この店には入ってはいけない」

そんな気がしたのです。

その時、頭で考えた理屈は「早い時間なのに、今日はお店閉めるのかな?」というような

類のものでした。店内が暗く見えたので(実際は蛍光灯がついていたのに)、

閉める用意をしているのかと、そんなふうに自分で結論付けたんですが。

いつも見えるオーナーの男性の姿も見えなかったし。

それでその日はもう一軒隣にあるお店で買い物をして帰ったんです。

事件が起こったのはその翌日の朝でした。

犠牲者が6人か7人も出て、テレビや新聞でも報道されてすごい騒ぎでした。

この事件を知った時、一緒にシェアしていた人達はすごくびっくりしていたけど

私は心の中で、(あ、昨日の妙な感覚はこの事件の予兆だったんだ・・・)って

その時は誰にも言わなかったけど思いました。

昼間なのにお店の中だけは奇妙なくらい薄暗く見えたこと。

まるであの空間だけが夜のようでした。

時々体験するあの不思議な感覚は何なのだろうと思います。

他にも書き出すといろいろあるんですが、

また別の機会に。