木曜日と金曜日の二日間で映画を3本観ました。
以前なら一日中映画館の中にいても平気だったけど
去年、腰を痛めてから長く椅子に座っていられなくなり、
ほどほどで帰ってきました。

簡単に感想まとめます^^

オリヲン座からの招待状
監督: 三枝健起
原作 浅田次郎
出演:宮沢りえ、加瀬亮、宇崎竜童、田口トモロヲ、中原ひとみ、樋口可南子、原田芳雄

舞台は昭和30年代の京都、映画が斜陽の一途を辿る中でオリヲン座という映画館を
守り続けた二人の純愛の物語でした。
静かで地味な話ですが、泣けました。
思いやりとか優しさが感じられるとてもいい作品でした。
少し前に観た「三丁目の夕日」よりも、こっちのほうが情感が漂うというか
翌日になっても余韻が残るような感じがします。

若かった頃の二人を宮沢りえと加瀬亮、年老いてからの二人を
中原ひとみと原田芳雄が演じていますが
どの人の演技も本当に良かったです。
「ニューシネマパラダイス」を連想してしまうようなところがあります。
暖かな感動が欲しい人は是非みて下さい。



ボーンアルティメイタム
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、デヴィッド・ストラザーンetc.

「オリヲン座からの招待状」を観た後、余韻に浸る間もなく
そのまま続けてレイトで観てしまいました。
最初に観たジミな作品とは対照的なハデハデのアクション映画でした。
テンポが速いし、私は前作2つを観ていないので最初のうちはストーリーが
なかなか把握できなかったのですが、途中から面白くなってきました。
パリ、ロンドン、マドリッド、ニューヨーク、タンジール・・と
舞台が次々と移り変わります。とにかく速い速い。@@;ついていけな~い。
スクリーン上で世界の大都市を俯瞰できてそんなところも
豪華な感じがしました。
エンドクレジットに映し出されたキャストの名前を眺めていたのだけど
驚いたのが、スタントの数の多さ!!
こんなにスタントマンの多い映画も始めて観たよー。



エディット・ピアフ
監督 :オリヴィエ・ダアン
出演:マリオン・コティヤール(エディット・ピアフ)、 シルヴィー・テステュー(モモーヌ)
パスカル・グレゴリー(ルイ・バリエ)、エマニュエル・セニエ(ティティーヌ)
ジャン=ポール・ルーヴ(ルイ・ガション)、 ジェラール・ドパルデュー(ルイ・ルプレ)
ジャン=ピエール・マルタンス(マルセル・セルダン)

主役のマリオン・コティヤールの迫真の演技が素晴らしかったです。
こんなに劇的な人生を送る人も世の中にはいるのだなあと・・。
スキャンダルや人生のどん底を何度も経験し、それがあの深みのある歌声に繋がっていったのか。
映画を観ながら改めて歌を聴くと心が揺さぶられる感じがしました。
エディット・ピアフといえば「バラ色の人生」、「愛の賛歌」、「私は後悔しない」など
有名な歌がたくさんあり、彼女はフランスを代表するシャンソン歌手です。

幸せは人それぞれだと思うけれど、
彼女の人生は、一人の女性としては幸せなものだったのだろうか、とか
そんなことを考えてしまいました・・。

フランス語は全然喋れないし、字幕なしではちんぷんかんぷんですが
ところどころ単語や簡単なフレーズだけは聞き取れて、ちょっと嬉しかったです。 ^^