今日で8月も終わりです。
ここ数日、夕方を過ぎると風が変わったのを感じます。
まだ湿気を帯びているけれど少し秋の気配も混じっているような。

2週間も前には最高気温が~!と大騒ぎしていたのが
うそみたいです。

2週間前の、その暑い暑い最中に私は香川県の金刀比羅宮に行ってきました。
金刀比羅宮は「こんぴらさん」と呼ばれてます。
江戸時代にはこんぴらさんにお参りすることは
庶民にとってお伊勢参りと共に一生の夢であったとか。

「こんぴらさん」というと、あの何百段もある階段が有名です。
最初、入り口に立って炎天下に延々と続く階段を見上げた時、
一瞬だけ「やっぱ、やめとこうかな」という気になりました。

でも今度はいつ来れるかわからない。
そう思って頑張ってのぼってきました!
何もこんな暑い時に・・って呆れられてしまいそうですが(笑)
多分この日は今年で一番ハードな日だったと思います。

石段を上る前に、売店で手拭いをたくさん売っているのが目に付き、
一枚を自分用に買いました。
親切なお店の人がそれを水で濡らしてくれ、
「これを首にかけておくといいですよ」と教えてくれました。

首に巻いてみると意外にこれが気持ちよくて、感じる暑さも和らぐようでした。
それでも暑いことに変わりはなく、大変でしたが・・><
駐車場で杖も借り、一段一段ゆっくりとのぼりました。

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伊勢神宮は五十鈴川に架かる宇治橋をひとたび渡ると
俗世間から切り離されたような厳かな雰囲気に包まれていますが、
こんぴらさんは石段の両脇にお土産屋さんが立ち並び、
わいわいがやがやとしていて、どことなく雑然とした人間臭さを感じます。

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階段は700段か800段だったのかよく覚えていませんでしたが、とにかく長~い><。
途中で休憩しながらようやく御本宮までたどりつきました。

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今回はのぼるだけで精魂尽き果ててしまい、立派な建物の姿もよく覚えてません。
ただ、この日は快晴だっただけに素晴らしい眺望を目にすることができました。

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遠くにまるく盛り上がっているのが、讃岐富士と呼ばれる山です。
まんまるとしていてかわいいです。^^
同じ四国でも太平洋の荒波が押し寄せる高知は輪郭が太くてごつい風景が目立ちますが、
穏やかな瀬戸内海に面したこちらのほうは線が柔らかいですね。
人も風景も優しい印象です。

ここから奥社までは更に500段か600段をのぼらねばならなかったのですが、
さすがにそれは無理。
ギブアップして、降りることにしました。
奥社まで行った人はどれくらいいるのでしょうか。

帰り際に境内近くのうどん屋さんに寄り道しましたが、
やっぱり香川のうどんは違いますね。
またうどんを食べるためだけにでも香川に行きたいくらいです。

でも、こんぴらさんの階段はもうゴメンです~。