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今週は「ロッキー」シリーズのビデオを借りてきて順番に観ています。
昨夜ようやく2本目を観終わりました。

この映画は当時、無名俳優であったシルベスタ・スタローンが
自身で脚本を書き、プロダクションに売り込んだことが製作のきっかけでした。

スタローンのギャラは俳優組合で決められていた最低賃金、
監督はB級映画出身のジョン・G・アヴィルドセン、
制作費はテレビシリーズ一回分の低予算と、
期待も何もされていなかった映画だったことが想像に難くありませんが
予想に反して、その映画が全米で大ヒットし、
アカデミー作品賞を獲得するという快挙を成し遂げてしまった作品です。

単純なストーリーであるにも拘らず、不覚にも久々に涙してしまいました。
目標を見失って下町で負け犬生活を送る日々から一転して栄光を掴むロッキーの
姿は、まさにアメリカンドリームそのもの。

リング上での試合のシーンは息を飲むほど緊張感にあふれ、
ほんの一瞬さえ目を離せませんでした。
とても周囲からB級と冷ややかな見方をされていた
監督が撮ったとは思えませんでした。

ロッキーの恋人エイドリアンのなんと可憐なこと。
そして試合が終わった後、ひたすらエイドリアンの名前だけを叫び続けるロッキーの姿。
この作品は単なるボクシング映画ではなく心を打つラブストーリーの側面も持っています。
そして誰もが知っている名曲となった「ロッキーのテーマ」。

友情、努力、愛、希望・・と色々なテーマを持つ「ロッキー」は
不朽の名作のひとつに数えられる映画だと思います。

来月はこのシリーズの完結編である「ロッキー・ザ・ファイナル」が公開される予定。
先月、映画評論家のおすぎさんのトークショーに行く機会がありましたが、
その中でおすぎさんがこの映画のことを絶賛されていました。
来月公開の映画の中でチェックしている作品なのでそれまでに予習に励みたいと思います。
とうことで今夜はこれから「ロッキー3」を鑑賞します・・。