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風はまだ冷たいですが日差しは明るさを増し、
春が近づいてきたのを感じるこの頃です。

昨日はお墓参りに行って来ました。
はじめに母の実家のほうへ。
お休みの日ということもあってか、
他にも何人かの方がお参りされていました。

母の実家は山奥の田舎にあります。
小学生の頃は夏休みや冬休みに母の実家に泊まりに
行って、いとこ達と遊ぶのが何よりもの楽しみでした。
その頃から長い、長い、年月が過ぎているのに
今でも母の実家に行くと自分が子供の頃に戻ったような気持ちになる時があります。

子供の頃、私が遊びに行くとエプロンで手を拭きながら台所から
ニコニコ笑って出てきてくれた今は亡き祖母のことを
思い出したりします。

お墓参りをしていたら、懐かしい人達にたくさん再会しました。
何年も会っていないのに
「あれ~○○ちゃん(母の名)の娘さんやないの?」と声をかけてくれたり。
いい年齢になった今でも、私はここでは子供のようです。

お線香をあげて、次は家の近くのお墓へ。
こちらにも彼岸参りの家族が何組かきてました。
お線香をあげて、手を合わせて、
亡くなった祖父、曾祖父母、更にそのご先祖様のことを想いました。

もし私の父母、祖父母、曾祖父母、更にその前のご先祖様・・

そのうち誰か一人でも欠けていたら、
いえ、もし誰か一人でも違う相手と巡りあって結婚していたら
私という存在は今、なかったことになるんですよね。

そう思うと自分をこの世に生み出してくれた
たくさんの人達への静かな感謝の気持ちを覚えずにはいられませんでした。

自分という存在の奇跡的な偶然を改めて考えた日でもありました。

何か春分の日にふさわしい花の写真でもアップしようと思ったのですが
いいのがなくて、これをアップします。
去年の春、答志島で空を見上げた時に飛んでいた鳶の写真です。