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お正月休みに高知県に行って初めて知ったのですが
室戸岬は

「台風銀座」

という異名を持つそうです。
「室戸」といえば「台風」を連想するくらい、
毎年、大型台風がここを通過していますね。

室戸岬から西に15キロくらいのところに「室戸市吉良川地区」があります。
ガイドブックに載っていたので、どんな場所か見てみようと寄り道してみました。
あまり観光地めいた雰囲気ではないのですが
独特の建築様式の建物が随所に残っていて、のんびりと散策するには
なかなか興味深いところでした。

一番上の写真、魚のエラみたいに壁に付けられている瓦は「水切り瓦」と呼ばれ、
斜めから吹き付ける豪雨に対して段階的に雨水を切るためのものだそうです。

一番下の写真は普通の家の外壁。
「いしぐろ」という名で呼ばれ、これも台風の激しい風雨から家を
守るための建築物なのだとか。
丸石を半分に割って割面を積み上げてあります。

「用の美」という言葉がありますが、こういう建物はまさに
この言葉がぴったりという感じでした。

同じ日本でも地域によって、独自の文化があり、
そういうのを見て歩くのもここ数年の楽しみになってきました。