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2週間前ですが、
ウィーン交響楽団 ヨハン・シュトラウスアンサンブルの
新春コンサートに行ってきました。

新春コンサートは毎年行ってます。
今回のコンサートでは奏者は全部で12名と少人数でした。

記憶が曖昧なのですが、
大人数で編成されたオーケストラが一般的になったのは
比較的近い時代だそうです。

産業革命以降、富が増えて庶民でも演奏会に行けるように
なった(つまり需要が増えた)ので、それにあわせて
コンサートホールも大きくなって、
奏者の人数も多い時は70名くらいの
大編成オケが誕生し、
作曲家も大きいコンサートホールで
演奏するにふさわしい曲を作るようになったと
いうことだったと。

もともとこういう音楽は王侯貴族とかお金持ちの邸宅で
少人数で演奏するのを前提に作曲されたものなんですね。

このヨハン・シュトラウスアンサンブルは200年前の演奏スタイルを
再現するために編成されたグループで、特徴的なのが少人数編成であるということと
指揮者の代わりにヴァイオリンを弾きながら指揮をする人がいること。
聴衆に背を向けながら指揮するときもあれば
前を向いて一緒に演奏したりしてくれます。

こういう人のことを「フォルガイガー」って呼ぶそうです。
このフォルガイガーを務めてみえるヨハネス・ヴィルトナーさん、
サービス精神が旺盛な方で一曲ごと演奏前に
英語でですが、大声で曲の説明をしてくれました。
アクセントが強くて全部は聞き取れなかったけど、
冗談も交えて話してくれて、曲の背景とかわかって興味深かったです。

コンサートの後にサイン会があったので、パンフレットにサインしてもらいました。
かなりたくさんの人が並んでいたのにひとりひとりにちゃんと声をかけてくれて
私の時も
「今日は来てくれてありがとう!どうぞよい年を!」って
すぐ近くなのにこれまた大声で言ってくれました。

ヴィルトナーさんの写真とプロフィールが載っている
ページを見せてここにサインして下さいってお願いしたら
マジックをパンフレットに押し付けるようにして
すごい筆圧で思い切り力を込めてサインしてくれました。(^^ゞ

2時間も指揮をしながら演奏した後なら、
かなり体力消耗しているはずなのに
ほんと、お客さん想いな人です。