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高知市から室戸岬に向かう途中に芸西村というところがあります。
なにげに寄り道してみたら、ちょうど漁師さん達が、網引きの漁から
浜辺に戻ってきているところでした。

近付いて見せてもらったら、魚がいっぱい!
タイなんか大きなバケツ2つにいっぱい入ってました。
写真ではよくわかりませんがひとつが60センチくらいはありました。

すごいですねーー!と言ったら、漁師さんによると
こんなのは全然すごくないんだそうです。
この程度では赤字なんだって。

網にたくさんの種類の魚がかかるので、女の人が「売れる魚」と
「売れない魚」を分けてみえました。
中にはエイとかフカ(小さい鮫?)もいました。
エイは部分によっては薄く切るとタイみたいに美味しいのだと教えてもらいました。
エイを食べるなんて考えたことなかったけど・・。
でもエイはそのまま捨てられてました。

魚選り分け作業を夢中になって見ていた時、
ふと空を見上げたら、いったいどこからこんなに?!というほどの
鳥が空を旋回していました。
ヒッチコックの映画で「鳥」っていうのがありましたが
一瞬、その場面が脳裏を過ぎりました。
漁師さん達が去った後、捨てられた魚を捕るために待っているんですね。

鳶が自分のすぐ頭上を掠めるように舞い降りてきて、
浜辺にあった魚を足で掴んで、スイ~っと空にあがっていくさまには
一瞬ドキッとしました。鳶って高いところを飛んでいるのしか
見たことがなかったので近くで見ると意外と大きい。

ちょっと距離を置いて遠くから見ていると、無数の鳥がどこからともなく
やってきて、次々と魚を捕っていくんです。
一番上の写真は、浜辺に残された魚に群がる鳥達の図。
なんだか巨大スクリーンでネイチャー関係の番組を観ているような気分でした。