「凍れる音楽」と褒め称えた東塔があります。
1300年を経た古色を帯びた建物で、前に立ち
見上げただけで感慨深いものがありました。
創建当時は南都七大寺の一つとして栄えました。
中国に行って紫禁城を見た時にも思ったのですけれど
その建物を観ると当時の支配者の権力の大きさを
肌で感じることができるような気がします。
金堂、西塔、中門、回廊、大講堂などは最近再建された
ものだそうです。
当時の荘厳な雰囲気が復元されているような感じです。
ここには薬師寺三尊像という有名な仏像もあります。
このあたりは歴史の教科書に載っていたのを覚えているかな。
奥のほうにある三蔵院伽藍には平山郁夫さんが描かれた
大唐西域壁画があるそうですが、私達が訪れたこの日は
残念ながら公開されていませんでした。
近くにあった唐招提寺も修復工事中で、見ることができず
予定していた世界遺産巡りツアーはやや消化不良・・?という
一日でした。
でも奈良は近いのでまた春先にでも出かけてみようと思います。