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私の携帯着メロは「イパネマの娘」というボサノバ音楽です。
ボサノバの発祥地はブラジル、
「イパネマの娘」はボサノバの名曲中の名曲で
甘く、優雅な音楽はきっと誰もが一度は耳にしたことがあるはず。

イパネマというのはリオデジャネイロにある海岸の名前。
今から約40年前、
ミュージシャンで作曲家であるジョビンと、
詩人のモライスという二人が、イパネマ海岸近くにあるバーで
お酒を飲み交わしていた時、店の前を通り過ぎた
美しい少女の姿からインスピレーションを得て
この名曲が生み出された・・そうです。

名曲が生まれるきっかけとなったバーは
当時と名前は変わったそうですが、
現在も存在し、営業を続けています。

リオデジャネイロに行った時、ここのお店に
連れていってもらいました。
お店の壁にはメロディを五線譜に映した
大きなパネルが飾られていました。
仕事の合間に、それもほんの10分くらいだけ
寄り道して連れていってもらいました。

お店はまだ準備中でしたが、
店員さんは写真を撮らせてくれ、
記念にどーぞ、と、お店の名前が入った
紙ナプキンとか、コースターとか
いっぱいくれました。

で、また携帯の着メロの話に戻りますが、
周りの人からは、「渋いね~」とか
「かっこいい~」と言ってもらうことがあります。

でもね、ブラジル人の仕事関係者から
聞いたのですが、ブラジルではボサノバというのは
日本でいう演歌みたいなもので、
どちらかというと「ダサっ・・」というイメージなのですって。
若者はみんなアメリカのポップスばかり聴いてるらしく。

あるブラジルのボサノバ歌手が日本に来たら
ボサノバ・ファンの人がいっぱいいて
凄く感激されたそうです。

余談ですが、この曲のモデルになった女性は
年をとった現在も変わらず美しいそうです。

イパネマ海岸のそばにはコパカバーナ・ビーチもあります。
「コパカバーナ」・・・ある年齢以上の人なら、この歌もご存知でしょう(^^ゞ

リオデジャネイロは歌の素材になるほど美しいビーチが延々と続き、
こういう景色を見ているとですね
仕事を放り出して、ビールを片手に海辺にゴロン・・と
行きたくなる誘惑にかられてしまうのですよねぇ。
でもちょっとこのあたりは治安は悪いそうです。