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ブラジルはもっと発展途上国の印象が強かったのですが
特にサンパウロは写真の通り、ビルが犇く大都会でびっくりしました。
多分治安の悪い場所もあったと思うのですが、
私が今回仕事で動き回った範囲については
危なさも全く感じず、のんびりとした雰囲気のいいところでした。
気候も真夏とはいえ、湿気がなくて気持ちよく、
オーストラリアみたいでした。

コーディネーターのSさんから聞いたのですが
ブラジルでは体調が悪いと薬屋さんで注射もしてくれるそうです。
医師の診断書とかいらないの?って訊いたけど、
必要ないみたいです。
「あ~、今日はちょっとしんどいなあ・・」という日は
薬屋さんに行って、一本打ってもらって気分爽快!!、
で、そのまま仕事に行ったりするそうです。
栄養剤を買う感覚で注射するんでしょうかね。
Sさんは日本は注射一本でもわざわざお医者さんに
行かなきゃいけないから面倒くさい、って言ってました。
↑私もあの時、一本打ってもらってたら、もっと楽になっていたのでしょうか。

私は連日の睡眠不足と疲れから滞在中、口内炎ができてしまいました。
現地で買ってもらった口内炎用の塗り薬を使ってみたところ、
これまた効き具合が半端じゃないのです。
音にしたらピキっ!っていう感じ? 
塗った瞬間に痛みが消えてしまうではないか (>_<;)
あまりの効果の良さに、ちょっと怖くなって使うのを途中で
止めました。

サンパウロはブラジル最大の都市、本当に大都会です。
日本から多くの移民があった頃は世界でも有数の豊かな国だったそうですし。
サンパウロには大きな日本人街があります。
今は二世、三世の時代で若い世代では日本語も喋ることができない
人が多いそうです。
ここでは多くの日系人の方とお会いしました。

日系移民は言葉では言い尽くせぬ苦労をしてきたそうです。
あちらへ行けば天国のような暮らしができると聞かされて
船で渡ってきたら地獄のような毎日だった、
それでももう日本に帰ることはできないから
なんとか生き抜かなければいかない、と必死で働いて働いて生きてきた、
そんな話を祖父母や両親から子供の頃から聞かされていたと
現地の日系人の方々が話してくれました。

勤勉とは日本人の美徳なのだと本当に思いました。
過酷な環境、差別を乗り越えて
日系社会からはブラジルで高い地位を築いている
人達が多くいらっしゃるそうです。
この時に出逢った日系人の方々と話すうち、
私自身も襟を正したくなる気持ちになりました。