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私は「見る阿呆」のほうでしたが・・。

鳴門で渦潮を見た後、飲み物を買うためにスーパーに立ち寄りました。
レジにいた店員さんに、「阿波踊りってどこで見ることができるのでしょうか」と
尋ねたらレジに並んでいた年配の女性が、
「車だと渋滞するからここから電車で行ったほうが良いですよ」と
教えてくれました。

でも車を停める場所が・・と話していたら
スーパーの店員さんが
「それじゃ、どーぞ、うちに車を停めていってください」と
言ってくれ、突然ですが電車で徳島に行くことに決まってしまいました。

鳴門から徳島までの電車は1時間に一本あるかないかで
私達は出発間際の電車になんとか乗り込み、徳島に向かいました。
予想もしていなかったローカル線の旅。
各駅停車なのでゴトン、ゴトンとゆっくり進みます。
古い車両で、天井に取り付けられた
扇風機がゆっくり回っていました。

窓から眺める景色は一見、私の住む三重県と変わらないようでしたが
家屋の屋根の葺き方が微妙に違うことに気付きました。
また私の地元では見かけない作物が多く目に付きました。
隣に座っていたおじさんが、蓮根畑だと教えてくれました。

到着後、通りすがりの人に道を教えてもらいながら、
市役所前の演舞場に向かいました。
市内のあちこちで踊りが始まっていました。

鉦の高鳴り、ドン、ガ、ドン・・とお腹に低く太く響く太鼓の音、
澄んだ美しい笛の音、歯切れのよい三味線の音に満場の見物客の歓声。
テレビで見るのとは全然迫力が違う、すごーい熱気です。

笠を被った女性達の「女踊り」の美しいこと。
どの女性も美人に見えるのデス。
しなやかな手の動きに見惚れてしまいました。
「男踊り」はちょっと滑稽な感じで面白いし
幼稚園くらいの子供が一生懸命踊っている姿もなんともかわいくて。
見ていて本当に楽しい。

「連」と呼ばれるたくさんのチームがあって順番に通りに繰り出していました。
昔から続く連や、企業で出場する連などがあるみたい。
それから吉本の芸人さんとかミュージシャンとか
有名人も結構出演してました。
近くにいたおじさんが、うちわをくれました。
「NHK」と書いてあったから地元のNHK放送の人なのかな?

阿波踊りは今回の旅行予定には入っていませんでした。
徳島を通りかかった時に、「あ、そういえば今、阿波踊りやってるよね、
見に行ってみようか」ということになったのですが
もし車で行っていたら、パーキングが見つからず
やっぱ、やめとこ・・ってことになってたと思う。

阿波踊り、行くことができて良かった!\(^o^)/
でもお陰で高知のホテルにたどり着いたのは午前1時を過ぎてましたが。