おれはオレンジャー!

「一期は一生、一会は唯一」

この言葉には、私たちが生きるうえでの真理が込められている
“今この瞬間”は、二度と訪れない
“今この出会い”は、もう二度と同じ形ではめぐってこない

茶の湯の世界では、どれほど同じ主客が顔を合わせたとしても
その日の天気も、空気の香りも、湯気の揺らぎも
その人の心の状態も、全ては一度きり

だからこそ
亭主も客も、互いに心を澄まし、全身全霊でその一刻に向き合う
そこにある茶碗ひとつにも、花一輪にも、心を込める
“いま”を大切にするとは、こういうことなんだ

 

 



この「一期一会」の心は
茶室だけの話ではなく
私たちが日々生きるすべての場面に息づいている

あなたが今、すれ違った人
あなたが今、話している相手
あなたが今、見ている空
それらすべてが、二度と同じではない

「また会える」
「また話せる」
そう思っていても
同じあなたと、同じ相手が出会う瞬間は
たった一度きり

だからこそ――
出会いの一つひとつに、誠を込めたい
言葉ひとつ、眼差しひとつに、心をのせたい
その一瞬が、相手の心に小さな光を灯すかもしれないから

“いま”という瞬間は
小さな奇跡の連続でできている
それを意識して生きるだけで
世界の色が変わる
人の温度が変わる
そして、自分自身の存在の輝きも変わる

本当に大切なのは
どれだけ多くの人と会ったかではなく
その一人ひとりと、どれだけ真心で向き合えたか
どれだけの“いま”を誠実に生きられたか

茶人は、その精神を「一期一会」と呼んだ

たとえ短い会話でも
たとえ一杯の茶でも
それを丁寧に味わうことができたなら
人生は静かに、でも確かに、美しく輝きはじめる

人はつい、過去を悔やみ、未来を案じて
“いま”を通り過ぎてしまう
けれど、未来を変える力は
過去を癒す力は
いつだって“いま”の中にしかない

だからこそ
今日の出会いを“唯一無二”として受け取ろう
誰かの笑顔も、沈黙も、涙も
すべてがこの瞬間の真実であり、奇跡だ

「いま、ここ」に心を傾ける
それは、最も静かで、最も深い愛のかたち

一期は一生
一会は唯一

この精神で生きるとき
あなたの毎日は
まるで一服の茶のように
深く香り立つものになる

今日の出会いに感謝を
そして、この瞬間に感動を

今日はこんなところだ
じや!

 

ゆめみる宝石