死にそうな、落ち込み激しい気分から


何とか「根性じゃー!」と、


自転車をこぎこぎ帰路に。


上向きになってきた矢先の数分後、


迷い犬らしいワンちゃん、いた。


ワンちゃん事情に詳しくないワシ、


道の端に自転車を停め、


しゃがんでワンちゃんに話しかけ続ける事数十分。


抱っこしてきた。お腹空いてそうだな…。




丁度、迷い犬らしきワンちゃんがいた場所から


すぐ近くに家を持つ、


ワシのママ友さんが通りかかって、


「おとなりのワンちゃんかもしれない!」


お隣さんにピンポンして確かめたら、違った。


ワンちゃん界隈の情報網って凄いなって思ったの


が、このあたりでは見かけないね〜という返答。


更に、私とワンちゃんのやり取りを最初にも見てい


て話しかけてきてくれていた自転車で通りがかりの


お姉様が用事終わってなのか再び通りがかって、


「あそこの家にきいてみようね、

あそこもワンちゃん飼ってるからこのコ分かるかもしれない」


で、皆でぞろぞろ行ってピンポン。


「見かけない子だね〜」




関わった以上は、このコの命をどうにかする。


すでに警察署に取り敢えず電話。


マイクロチップ関連、迷い犬の届け出関連等の方面


に期待。


「一日二日程警察署で預かって、飼い主さんが出て来なければ、保健所に行きます」


なるほど。


保健所に良いイメージがどうしても無い、ひねり出


しても無いワシ。飼い主さんが出て来るまで、


ワシん家で過ごしてもらえばいんじゃね?


ナイスアイディアじゃね?


このコ、うちのウサギさんとも仲良くやれるか


もしれない……


やってけるかもしれない……


かもしれない…という予想でしか確信が出来ないけ


れど。




ワシ、「こうなった場合」を夫に報連相。


夫すぐに電話で不動産屋へ報連相。

不動産屋の了承を得る。

(後々で面倒な事になる懸念材料は直ぐに払拭したい性格、不動産屋が絡むのでこれを仕事としてとらえたみたいで、仕事ならしっかりする性格、太陽やぎ座)


夫、私と子ども達に報連相。


ワシ、「夫を拝みます。ありがとうございます」


夫、無表情に扉を閉めてリモートワーク部屋に帰っ


ていく扉の閉まる音。




もしずっと飼い主さんが現れなかった場合、


うちで飼うことになった場合だが、


見た感じおばあちゃんワンちゃんだから、


シニアでも入れる保険をチェックだけしておいた。




どうなるかこの先分からない。


様子から、可愛がられていたであろう


このワンちゃんと、


うちのウサギさんは、人間以外の哺乳類には、


ここんちで初めて対面することになる。


次男の友人がよく出入りして可愛がってもらってい


るから、人間大好き。しかし、


果たしてワンちゃんはどう?ストレスある?


慣れる?


さっきのワンちゃん、そう言えば鳴き声無かった


な…。甘えた声も出してこなかったな。


ただ抱っこされていた……。


飼い主さん見つかるかな。



飼い主さんが見つからずに保健所行くよってなった時、私のスマホのバイブ音が鳴る、算段をつけてある。

今、ワンちゃんは、取り敢えず警察署にいる。