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 (17分50秒〜)

 

吉田:なんか背景すごい音してるけど。

 

住友:あ、これですね。

 

吉田:やっぱ滝なんだ。

 

住友:滝ですね、これは。

 

吉田:滝かなあ、と思ったんですよ。

 

住友:我が村の川の……滝です。滝というか、普通に段差だけど

 

吉田:はい。

 

住友:えーっと、こうね、ザーッと……。

 

吉田段差なんですか?

 

住友:段差やけど、水が勢いよく行った結果、滝になるという。え? でも滝? 滝? 滝ってどういうもの一体……?

 

吉田:段差なら段差ですよ。

 

住友じゃあ段差ですね

 

吉田:段差なのかよ!

 

住友:じゃあ今度一回滝見に行きます。休みの日に。

 

吉田:だから、滝を見てみて「あ、段差じゃん!」ってなったら逆に段差の方が滝ってことになるよな。

 

住友:でも段差じゃないかな……。ほら、アウトレットの近くに滝あるじゃん

 

吉田:いや分かんない。なんでアウトレットの近くに滝があるんだよ。

 

住友:え? なかったっけ。多分中学校のとき行ったよ? 自転車でみんなで滝見に

 

吉田:なんでそんなことするんだよ。

 

住友:総合(的な学習)かなんかで。

 

吉田渋すぎるだろ

 

住友:でも記憶あるよ。ぼくが不登校になる前の話しやから。六月か七月か……。

 

吉田:どれくらいの滝?

 

住友我が村の有名な滝や。

 

吉田:でっかい滝? え? 何それ、森んなかにあるの?

 

住友:森んなかやね。

 

吉田:じゃあ本当の滝やね。

 

住友:え? 見に行かなかった? 滝。

 

吉田:全然分かんない。

 

住友:あれはまだぼくが中学校一年生で学校に通っていたときやね。

 

吉田:その話し興味あるわ。どんな話しですか?

 

住友:結局、総合かなんかで滝を見に行こうって話しになったんね。滝を見に行こう、っていう。で、「チャリ持ってこいよ」って、学校の先生から。でもう、百人くらいチャリ漕いで行くわけですよ、滝を見に(笑)。

 

吉田:めっちゃ面白いやん(笑)。

 

住友:そう(笑)。

 

吉田:(笑)。なんでこんな面白いんやろ(笑)。

 

住友:だって百人チャリ漕いで見に行くんだよ(笑)。

 

吉田:滝を?

 

住友:滝を。

 

吉田後で着いた人あんま見えんな

 

住友:いや、みんなじっくり見る(笑)。

 

吉田:あ、みんなじっくり見るんや。

 

住友:で、なんか結局「一ノ滝」、「二ノ滝」ってあるからさ。無駄に我が村ってメルヘンじゃん

 

吉田:あー、まあまあ。

 

住友だから人魚いる、人魚! 滝に。

 

吉田:あー、人魚いるんだ。

 

住友:それを見て「あー、我が村だ」ってことを実感させるという教育課程だよ……。

 

吉田:え、何? 俺たちって魔法学校に通ってたの?

 

住友:(笑)。いや、分かんないけど。

 

吉田魔法学校に通ってる割にはチャリで行く、っていう……。

 

住友:チャリで行くよそりゃ(笑)。

 

吉田:……なんかよく分かんないアレだけど。

 

住友:魔法学校じゃないけど、人魚見に行くよ。銅像のね。

 

吉田:じゃあそんときの滝を知ってるんだったら、それが段差か滝かくらい分かるだろ。

 

住友いや、段差っぽかったんだよそれが。滝っていう割には。

 

吉田:グレーゾーンがあるのね。

 

住友:そう! そう! 後で送りますよ、調べたら出てくるから、画像。

 

吉田:それはちょっと気になるね。

 

住友:結局ね……滝、滝? でもダムとかもあるからね、うちの村って。ダムの方が滝やったよ

 

吉田:はあ。ほんとに……。

 

住友:ダムってほら、すごいじゃん。バーって出るじゃん。

 

吉田:出るね。

 

住友:だからね、水を見ながら、勉強しとったんじゃない? 分かんないけど。

 

吉田:まあー……いい思い出ですね。

 

住友:魚いなかったのが残念やけど。

 

吉田:魚いなかったのまで覚えてんのかよ。

 

住友:だってぼく魚探しに行っとったもん。残念やったよ。カニもいなかったし。

 

吉田:カニ? カニはあんまいないだろ。

 

住友:カニはでも、うちの近所の神社にいるよ?

 

吉田:ちっちゃいやつでしょ?

 

住友:そうちっちゃいやつ。嬉しいですよね見つけたら。……あと、我々の高校行くとき駅あるやん、駅。

 

吉田:うん。

 

住友:駅の近くに城の公園あるやん、城の公園。

 

吉田:塩の公園……?

 

住友:城、城。

 

吉田:城、あ、キャッスル?

 

住友:うん、キャッスルっすよ。そこにも滝あったからね

 

吉田:うーん。キャッスルの公園に滝があった……? それは段差じゃないの?

 

住友:うん。段差じゃない。上から落ちとったから。

 

吉田:明らかに。

 

住友:うん、明らかに。あれは滝やと思う。

 

吉田:なるほど。

 

住友:なかなかね、そこに日本酒持ってって呑みたいなと思ってるんだけど。そんな機会もなくねって感じで……。

 

吉田:ちょっと城の公園ってのがよく分からないんだけど。

 

住友:ほら、あったじゃん。帰り道にできる道にあるんだけど。なんて言えばいいかな、城の公園。

 

吉田:高校からの帰り道に城の公園があるの?

 

住友:……に、できるっていう。ぼくはそこを道やと思ってなかったけど。

 

吉田:あー、分かったかもしれない。あるねえ。

 

住友:神社とかもある。神社とかもあるあこ。あこに滝あるんだよ。

 

吉田:そうなんだ。

 

住友:そうそうそうそう。こないだ、いつやったかな……去年やったか今年やったか忘れたけど、後輩と見に行って。一時間二時間歩きまくったよね。

 

吉田:誰とでも歩くのかよ。

 

住友:そうですね。基本ぼく歩く人なんで。基本的にぼく、チャリで移動して歩きで探索する人やから。

 

吉田:なるほどね。中学生やん

 

住友:でも今時の中学生、車やからさ。親の車。ぼく中学生より健康的やから。

 

吉田:そんな誇られてもしょうがないんですけど。

 

住友:まあね。

 

吉田:じゃあまあ、色々見たけど、結局、住友さんが今見たのが、滝なのか段差なのか、よく分かんないんですけど……。

 

住友:でもやっぱね、ぼく中学校のときに行ったの段差やね。滝っぽくなかったもん

 

吉田:段差っぽかった?

 

住友:段差っぽかった。

 

吉田:じゃあ、もう、いよいよ何も信じれないね

 

住友:でも段差も滝って名乗るのであれば、あれも滝やね、近所のやつも。

 

吉田:ふーん、そうなんだ。

 

住友ぼくはそう仮定するから

 

吉田:とりあえず滝ってことにしとくかあ。