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(7分10秒〜)

 

吉田:住友さんこの件(結婚相手を探す)に関しては考えなしでことを進めてんだよ。そこでうちの(義理の)妹はどうかなと思ったんだよ。

 

住友:どんな感じの子なんですか?

 

吉田:基本的には「車は無理」だってことは前に言ったよね。すぐ酔っちゃうから、引き返すことになるよ、って。どっか出かけましょうってなってもすぐ引き返すことになるよ、って言ったじゃないですか。

 

住友:うんうん。

 

吉田:あとは、「買ったものを返す」っていう……。

 

住友:うん?

 

吉田:買ったものを返すんですよ。

 

住友:どういうこと?

 

吉田:何言ってるか分かんないでしょ? おれも多少妻に問いただして意味を説明してもらったんだけど。……まず、おれ、結構前に枕を新しくしたんですよ。すごい高い枕なんですよ。高いってのはお金じゃなくて。

 

住友:ああ。高さ。

 

吉田:そう、高さが高い枕で。一日使ってみて、マジで首外れるんじゃないかって感じになったんですよ。

 

住友:ほおほお。

 

吉田:で、「これやばい」と思って。全然眠れなかったんですよ。朝方なんかでも「はあ、マジ眠れん。でもこの枕もったいねえしな」みたいな感じでハアハア言ってたんですよ。

 

住友:うんうん。

 

吉田:で、次の日日曜日だったんですけど、「眠れんだわ」みたいなことを妻に告白して。「どういうことだよ、枕貸してみろよ」って言われたんですよ。で、貸してみたら「これは無理だわ」ってことになったんですよ。

 

住友:(笑)。なるほどなるほど。

 

吉田:「これ妹だったら絶対返してるわ。返してる案件だわ」って言われて……。

 

住友:ほおほお。

 

吉田:「何? 返してる案件って」と思って。

 

住友:ああ、そういうことか! クーリングオフか!

 

吉田:そう。クーリングオフするんだって。なんでも。

 

住友:ほおほお。

 

吉田読んだ漫画とかもクーリングオフするんだって(笑)。

 

住友:それはやばいね。

 

吉田:そんなんできるの⁉︎ って思うじゃん。

 

住友:できんがじゃない? できるんか!

 

吉田:でもやるらしいんだよ。「なんでこんなん買ったんやろ」みたいな感じですぐ返すらしいんだよ。

 

住友:はいはい。

 

吉田:そんな人に出会ったことないじゃん!

 

住友:ないね!

 

吉田:でもうちの妻は何十年も……二十年とか二十何年とか妹と見てきてるからさ。「返す」っていう変な選択が常にあるんだよ。そこに関しては道徳心がバグっちゃってるんだよ。

 

住友:……やね!

 

吉田:信じらんないくらい返すらしくて。枕なんてのは返して当たり前だし、もう「こんなもん返せないだろ」ってもんも返すらしくて。

 

住友:ほぉー……。

 

吉田食いもんとか。

 

住友:(笑)。いや、それはさあ!

 

吉田:(爆笑)。

 

住友:それはさあ(笑)。

 

吉田:めっちゃ面白くない?

 

住友:面白いけどさあ。悪いけどそれ、人間的にドン引きレベルやよ(笑)。

 

吉田:だからさあ、うちの一家はまともな人いないんだよ。

 

住友:でもそれ面白いね。会ってみたいね。

 

吉田:めっちゃ面白いやろ。おれもう爆笑したのよ。「食いもんとか」って言われて。「マジで!」と思って。

 

住友:そんなすごい個性を持った人なんね。

 

吉田:だったらさ、一日使った枕なんか百パーセント返すやん

 

住友:やね。

 

吉田:とにかくやばいんだよ。そういう妹なんですよ。義理のね。

 

住友:いやー……マジで。食いもんやろ。それって、「ポテト買いました、三口食べました、いらん」って感じ? それとも「キットカット買いました……十四袋入りのね……三袋食べました、返す」って感じ?

 

吉田:その例えでいうと、どっちも半分合ってんだよ。

 

住友:はいはい。

 

吉田:要するに、ポテトを買ったとするでしょ。で、ポテトを「やっぱ食わんでいいや」って言って返すんだよ。

 

住友それ、タチ悪くない?

 

吉田:だからタチ悪いんだよ、要するに。

 

住友:えー……。

 

吉田:「食べる」ってことはしないんだよ。でも、袋からポテトは出てるじゃん。マックだったら赤い紙の中から、あるじゃん。

 

住友:あるね。

 

吉田:でもそこは変な、その、三口くらい食べて返すんじゃなくて、ほんとに食べなくて返すんだよ

 

住友:ほぉ。

 

吉田:でも店員からしたら分かんないじゃん。「一本も食べてないです」とか言われてもさ、「いや、食べてるかもしれないし」って思うかもしれないし。でも返すんだよあの人

 

住友:えー。

 

吉田:どう?

 

住友:何歳?

 

吉田二十四くらいだよ。

 

住友:なるほどなるほど。年齢的には良いね。

 

吉田:年齢的には良いのかよ。

 

住友:年齢的には良いよ。問題は、でも、中身やね。

 

吉田:でもそんな人だから。

 

住友:趣味は? 趣味。

 

吉田:趣味は「『ハリー・ポッター』を見ること」だよ。

 

住友:なるほど、『ハリー・ポッター』……。

 

吉田:『ハリー・ポッター』の主演男優の名前知ってるか?

 

住友:知らんね。

 

吉田:ダニエル・ラドクリフっていうんだよ。

 

住友:へえー。

 

吉田:あの人(義理の妹)、日本で唯一のダニエル・ラドクリフファンなんだよ。

 

住友:そうなんね(笑)。

 

吉田:聞いたことないでしょ? 『ハリー・ポッター』の主演俳優が好きだっていう人。

 

住友:あんま聞いたことないね。

 

吉田:でもあの人はダニエルが好きで……。『ハリー・ポッター』の何作目か分からないけど、チャイニーズ系の女優の人とハリーがいい感じになるんだよ。そこでキスしてマジで怒ってるんですよ

 

住友:あったね。『不死鳥の騎士団』かな。

 

吉田:「ダニエルが!」って怒ってるんですよ。「ダニエルの唇が奪われた!」つって、もう、ハリーとかじゃないの。ダニエルが好きだから見てんだよ。そんな人いないじゃん。

 

住友:変わった人やねほんとに。

 

吉田:そんな人なんですよ。……あと、松本人志に恋したりとか。サバンナの高橋に恋したりとか。よく分かんないんだよ意味が!

 

住友:好みが分からん人やね、なかなか。

 

吉田割とテレビの向こうの人に恋をしていくんだけど……。

 

住友:なるほどなるほど。

 

吉田:だから鉄板だよね。「ダニエルが好き」だってのと、「食いもん返す」っていう話しは。

 

住友:いやー……やばい個性の人やなあ。

 

吉田:そういう人なんですよ。あと顔が結構薄いです。

 

住友:薄いんですか。

 

吉田:うちの妻は顔が濃いんですけど、あんま似てないんですよ。顔が薄い方です。まあ、そんなもんかな。どうですか?

 

住友:ぼくは、一回話してみなきゃ、どうも言えないね。

 

吉田:非常に良い子ですよ。それはもう、お墨付きです。良い子です。

 

住友:あー、でもぼく顔が薄い方が好きかもしれんね。タイプ的には。

 

吉田:年齢もOKだし、顔もイケるしさ。

 

住友:顔が薄いとかの意味がよく分からんのやけど。

 

吉田:だから、彫りが深くないんだよ。大和撫子なんだよ。でもちゃんと整ってるし、いい感じだし……。

 

住友:なるほどなるほど。

 

吉田:あと一日二十分歯を磨くし。

 

住友:ああ、でもぼくもそれくらい磨くよ。

 

吉田:いや、磨きすぎだろうよ。

 

住友:いっつもアニメとか見ながら磨いてるからさ。

 

吉田ちゃんと歯と向き合ってんだよ。アニメとか見ないよ。

 

住友:なるほど。

 

吉田その時ばかりはダニエルを見ないよ

 

住友:なるほど(笑)。変わったタイプですね。変わってるから面白いとは思うよ。話してみたいね。

 

吉田:ほんとに、近々やりましょうよ。

 

住友:そうやね。……ほおほお。興味あることは深くやるって感じやよね?

 

吉田:興味あることを深くやるか……? いや、やらないでしょ

 

住友:やらないの! こんだけダニエル好きなのに?

 

吉田:ダニエルは好きだけど、ダニエルはそんなに映画出ないからそんなに見ないよ

 

住友:なるほど……(絶句)。ほかどんな特徴があるかをぜひ教えてほしい。

 

吉田:今考えてるよ。

 

住友趣味はダニエルで、特技は?

 

吉田:いや、趣味はダニエルじゃないよ。

 

住友:趣味はダニエルじゃないの(笑)。

 

吉田お前、恋愛のことを趣味とかいうなよ!

 

住友:ああ、これ恋愛なんか。

 

吉田:恋してんだよ! 恋してんだからそんなバカにすんなよ。趣味とか言って……。

 

住友:なるほど、ごめんなさい。じゃあ、趣味は……?

 

吉田:趣味は、だから、「アニメ鑑賞」とかだよ。

 

住友:ああ、いいね! ぼくと一緒や。

 

吉田:『ハイキュー!』とか見るんだよ。

 

住友:ジャンプ系やね。

 

吉田:あと、『名探偵コナン』の映画とかも見るよ。

 

住友:なるほどなるほど。

 

吉田:あとニコニコ動画も見る

 

住友:それは素晴らしい。良いことや良いことや。

 

吉田:まあ、そんなもんかな……。あとはなんかあるかな。

 

住友:好きなゲームとかは?

 

吉田:ゲームはしないよ。

 

住友:あ、しないんだ。じゃあ特技とかは?

 

吉田:特技は料理とかだよ。

 

住友:あ、すごいじゃん。

 

吉田:ただ分かんないんだよね。お義母さんと一緒にやってるからさ。一回作った料理食べさせてもらったんだけどさ、それがどこまでお義母さんの力でどこまで妹さんの力なのか分かんないんだよ。

 

住友:なるほど。

 

吉田:美味しいんだけど、どうなんだろうって思うよね。

 

住友:まあでも、料理ってさ、レシピ通りに作れば大抵うまくいくじゃん。

 

吉田:そうなんだけどね。そんなこと言ったら身も蓋もないよ!

 

住友:だからぼくは「料理が好き」ってことが大事やと思っとって。料理って手間かかるやん。

 

吉田:かかるよ。

 

住友:やる気なくすやん。

 

吉田:なくすよ、そんなん。

 

住友:でも好きやったらさ、やる気継続するじゃん。だから良いことやと思うよすごく。

 

吉田:まあ、だから、そんな感じだよ。

 

住友:なるほど、え、でも、ふぅーん……?

 

吉田:なんか他に質問ありますか?

 

住友:特技は……仕事は何しとるん?

 

吉田仕事はしてないよ

 

住友:してないんすか!

 

吉田:仕事はしてないよ。

 

住友:マジで。ニートっすか?

 

吉田:まあ……だから、そうだよ。

 

住友:そっか(笑)。

 

吉田でもあなたの趣味は就労支援だろ!

 

住友:そうやね(笑)。

 

吉田:そうだろ! 文句あんのかよ!

 

住友:「就労させろ」と(笑)。文句はないよ(笑)。……面白い人を持ってきたね、ほんとに

 

吉田:ぼくがあなたにこれをオススメしたいのはそこなんだよ。

 

住友:そこなんすね。

 

吉田:もう二十分くらい話してるけど、ついに本題だよ。就労支援をお願いしたいんだよ

 

住友:そこなんね(笑)!

 

吉田:そこなんだよ。

 

住友:結婚したら「主婦」って感じで、ある種就労できたって感じにはなるからね。

 

吉田:だから最悪それでも良いわけだよ、こっちとしては。

 

住友:しかし、そんなにぼく稼ぎ良いわけじゃないからね。

 

吉田:だからそうなると、あれだよ、そこは就労支援してくれれば良いよ。

 

住友:そっかなるほどね。ふむふむ。

 

吉田:どうですか?

 

住友:それこそ、まあ、会ってみてやよね……。普段何やってんのその方は?

 

吉田歯磨いて、ダニエル見てんだよ!

 

住友:(笑)。

 

吉田:そう言ってんじゃん!

 

住友:分かったよ(笑)。

 

吉田全部のカードは出したよ。提示したよ全部のカードは!

 

住友:全部のカード終わりなんね(笑)。

 

吉田:もうびた一文出ないよ。無い袖は振れないよ