3月を振り返って | 風花

風花

さいたま市北区本郷町のお花屋さんです。

3月が終わります。

毎年のことですが、卒業、お彼岸、年度末の送別の花等で走り続けた1か月でした。

ご注文をくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

🌺卒園式

3月初旬、保育園の卒園式で卒園生にプレゼントするミニブーケの注文をいただきました。

開園してまだ数年の新しい保育園で、昨年初めて卒園生を送り出し、その際の卒園生は2名だったのが今年は10名になりましたと、まだ初々しい園長先生が話してくださいました。

園長先生にもエールを送らせていただきたくなりました。

 

 

🌺バラの名前はマイガール

3月14日のホワイトデーに奥様に贈るアレンジメントをご注文いただきました。

たまにご夫婦で一緒に来店されるのですが、とてもいい雰囲気のおふたりで、その場にご一緒させていただくのが心地よく感じられる素敵なご夫婦です。

バラとカスミソウだけの贅沢感のあるアレンジメントです。

バラの名前はマイガールです。

 

 

🌺中学校の卒業式

今年も中学校の卒業式の花をご注文いただきました。

卒業生全員分の花束ですが、最近は要領を得て、作製が深夜まで及ぶということはなくなりましたが、やはりとても大切に思う仕事なので仕入れから心を砕き、卒業式当日の朝、ぴんと張りつめた空気の中学校にお届けを済ませると、肩の荷が大きく下りるのを感じます。

 

余談ですが、よくご来店くださる女性のお客様で、どうしても近くの中学校の卒業式の学生が歌う歌を聞きたくて、でも保護者でないから入場は無理なので、体育館から漏れ聞こえる歌を聞きに体育館脇まで足を運んだという方がいらっしゃいました。そのようにしたいからと学校に歌う時間を問い合わせたら、親切に教えてくださったとのことでした。

ちょっといい話、でした。

 

 

🌺お彼岸

卒業関係が終わるやいなや、春のお彼岸がやってきます。

お彼岸に入ったある日、来店した男性が、“これ全部彼岸花(ヒガンバナ)ですか…” と、作り置きしてあるお彼岸用の花束をごらんになってポツリとおっしゃいました。とっさのことで、また、男性はこちらを見て聞いてくださっていたわけではなく、ひとりごとのようでもあって、何も返せませんでした。

“ヒガンバナ”は秋のお彼岸の頃に咲く、赤い糸状の炎のような花で、今ここにあるのは“お彼岸用の花”です、と、訂正するようなことを申し上げていいのか、そのまま流せばいいのか…。

結局その場はそのままにしたのですが、どちらがよかったのでしょうか…。

 

同じくお彼岸に入ったある日。

隣の町に住む知人が、自転車をこいでお墓参りの花を買いに来てくれました。

彼女のうちのお墓は電車とバスを乗り継いで行かなければならないような遠い場所にあるとのこと。お墓参り用の花なら現地の近くでも買えるはずなのに、“どうせ同じお金をおとすなら…” と言ってくれたのでした。

彼女の家も商売をやっていた家でした。

そういう考え方、自分で店を持って初めて知りました。

ありがたさが身に沁みます。

 

🌺推し活のブルー

“推し”の方のテーマカラーのブルーを使った花束のご注文をいただきました。

コンサートでお渡しになるとのことでした。

ブルーのカーネーションとガーベラは風花で染色したブルーです。

 

 

🌺ピアノの発表会 part1

2週続けてピアノの発表会のご注文をいただきました。

1週目の先生は、今年、先生として初めての発表会を迎えられるまだ初々しさの残るかわいらしい先生でした。

お届けしたお品物は、この時期定番のサイネリアと先生方への花束でした。

発表会翌日に電話を頂戴し、“お花がきれいだったので電話せずにはいられませんでした”と言っていただき、とてもうれしくありがたかったです。

 

 

🌺ピアノの発表会 part2

2週目のお届けはスタンド花でした。

生徒さんの人数分の花束を先に組んだものをスタンドにセットするという形をとりました。

会の終了後、すぐに、そして公平に生徒さんにお持ち帰りいただけるというメリットがあります。先生のご希望でしたが、花屋としては美しく作るにはハードルがあり躊躇するものでした。

ですが、先生が素敵で、ついついお受けしてしまった次第です。

いい経験をさせていただきました。

 

 

🌺年度末

年度末、送別の花束作りに追われました。

そんな中、4月1日の入社式の装花をお作りしました。

桜を入れて春を演出させていただきました。

新年度がスタートしますね。