暗黙のルールの崩壊【エコの森の冒険 #11】 | エコの森の冒険ブログ

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主人公ピーノのまわりに起こる不思議なエコ物語。

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「うわぁ、どうしよう!」

ピーノが叫ぶと、ネロは落ちついて言いました。
「大丈夫だよ。きみのママの、びっくり!スープがあるじゃないか。
飲めばきっと元気になるよ。」

「そうだね。」

二人は力を合わせて、ジンジャーを洞窟の外へ運びだしました。
そして、ポットのスープをジンジャーの口の中に上手に入れました。

いつの間にか、太陽は光を弱めて
黄色い森の夕暮れが始まっています。

ジンジャーのそばでどれくらい時間がたったでしょうか。
びくともしないジンジャーにしびれをきらして
ネロが何やら後ろの方でゴソゴソしはじめました。



しばらくすると、ぼーっと煙が上がって、突然明るくなりました。
「どうだい、あったかいだろ。きっとジンジャーも、目を醒ますよ」

二人がせっせと枯れ枝をくべていると、
後ろで突然、しゃがれ声がしました。



「あ~…NINGENは…目に見えるものしか…認めようとしない。
我々、森に暮らすものにとってNINGENは害じゃ…
昔は、そうでないNINGENもいたらしい、と聞くが…」

「ジンジャー、だいじょうぶ??」
二人の声が聞こえているのかいないのか、
ジンジャーは一点を見つめたまま話します。



「大昔、NINGENの世界とわしらの世界は暗黙のルールがあり
踏み超えることはなかったが、今はそんなものはない。
樹を切り倒し川を汚し、わしらが大事にしてきた
たくさんのものを、NINGENは破壊するんじゃ!
…………
驚くことにNINGENは、わしらよりも長く生きる。」

「昔の森は本当に美しかった、そしてたくさんの仲間もいた…
しかし、これからは何が起こるか、本当にわからん…」

ジンジャーの言葉に二人は、押し黙りました。

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奇怪な夢のはじまり【エコの森の冒険 #12】

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