
38週5日
5月18日 午後8時49分に男の子を出産しました。
5月17日深夜2時半にいつものように眠れないため、ネットをしていたら水っぽいものが出ていたので、
きょうは尿漏れがやけに多いなあと思っていたら、どんどん流れ出す感じがして下着がびしょぬれ。
尿とは明らかに違う、無色透明の液体なので、破水かも、と思い、病院に急いで連絡して、主人にタクシーを呼んでもらって、病院に向かいました。
診察した結果、やはり破水で即入院。
とりあえず24時間自然陣痛が来るのを待ったけれど、無理で、陣痛促進剤を18日の朝9時から点滴し、徐々に陣痛の波が強くなってきて、20時49分に出産しました。
この日は、全然自然分娩がなくて珍しい日みたいでした。隣の陣痛室はずっと空いていました。
その前後は出産ラッシュで、波があるみたいです。
なかなか陣痛が来なくて、感染の危険もあるから、帝王切開になる可能性もあると先生に言われつつも、7センチから全開になるまで約1時間と一気に押し寄せ、分娩室に入ってから5~6回いきんで1時間後に出産でした。
陣痛促進剤での出産の辛いところは、ある程度陣痛が来ても、薬がうまく効かず、子宮口全開しなかったとき、翌日にまた仕切り直して点滴を一から入れ直してやり直すか、破水から時間が経過している場合には、感染防止のために帝王切開に切り替えるということ。
この陣痛の苦しみを我慢しても確実に分娩につながる、という保障が、普通の陣痛から始まる出産のようにないことです。努力が水の泡になるかもしれない。。。出口の見えないトンネルを陣痛の苦しみと一緒にさまよっている感じです。
陣痛室では主人がずっと立ち会ってくれて、NSTのお腹の張りのモニターを見ながら数値が上がってくるのにあわせて、ずっと腰を指で押さえてマッサージしてくれました。
これがなかったらとても乗りきれない痛みでした。
最初は軽い生理痛かなって感じのが、途中から腰、腰、腰、とにかく腰がくだけちりそうな、ハンマーでぶったたかれているような、耐えられない痛みに変わって、それが一気に押し寄せてきました。
陣痛って腰痛なの?って感じでした。
陣痛が1~2分間隔になると、陣痛の波と波の間は、うつらうつら夢を見ながら寝てしまって、痛みで飛び起きるという感じでした。
最初は呼吸法で落ちついて痛みを逃していましたが、最後に近づくと、「痛い、痛い、痛い」「もう赤ちゃんはいいや」と声をあげずにはいられませんでした。
もう二度とあの痛みは体験したくない、無痛分娩で次は産む、と思ったのですが、産後1週間たって、あの痛みを思い出そうとしても全然思い出せないんです。
体が忘れるようプログラミングされているんですね。
陣痛室ではかなり主人に当たり散らしていました。もう理性がふっとんでしまって、外の救急車やらパトカーの大きなサイレンの音に、イライラしたり、「こっちはのんきにお茶なんて飲んでるヒマないんだよ、さっさと腰押さえて!!」と怒鳴ったり、主人の食べるサンドイッチの香りに吐きそうになって怒ったり。
今思うと、がんばってくれてるのに、申し訳ない気分です。
でも、まったく周りに気を使うことなんてできなくなります。
内診に来てくれた先生にも「痛い痛い痛い~~~」と大騒ぎ。
心配していた、いきみ逃しの苦しみは、いきみたくなってから分娩までの時間がすぐだったので、一度もいきみ逃しはしなかったように思います。
陣痛室から分娩室に歩いていくのは本当にきつかったです。立ちあがった瞬間、陣痛の波が来たので、座りこんでしまいました。
でもやっと産めるんだ、この苦しみから解放されて、赤ちゃんに会えるんだ、と分娩台に乗ったときは本当にうれしかったです。
主人は立ち会いしない予定でしたが、助産師さんたちにせっかくだから、と言われ、流れで立ち会いすることに。
首を支えてくれて、酸素マスクを外れないようにしてくれたので、助かりました。
いきむ時、お尻の穴を助産師さんが押さえていてくれて、そこに向かって、便秘のときのようにいきむんだと言われて、普段お通じの悪い私には要領がつかみやすかったです。
いきむときは、早く赤ちゃんに会いたい一心で、自分でも信じられないくらいの力を出していたと思います。
ただ、途中息が切れちゃって、そのたびに、呼吸を整えていきむのが苦しかったです。
3回ほどいきんだところで、もう頭が見えてきました。
先生がやってきて、出口を手で思いっきり広げて、さあいきんで、というのですが、それがとても気持ち悪い感覚で痛かったです。
赤ちゃんが苦しそうだというので、麻酔をして会陰を切開して、さらにもうひとり先生がやってきて、ふたりがかりで出口をまた思いっきり手で広げたので、一度いきんで、首が出ました。
そして、もうこれで終わりにしたいと思い、渾身の力をふりしぼって最後にいきんだら、体がつるんと出てきました。
待ちに待った赤ちゃんが誕生しました。やっと会えたね。
思ったよりも最初色が白くて、2700gのせいか細身で、そして産声が、にゃーにゃーってとってもかわいい声で男の子と聞いていたけれど、やけにかわいらしい赤ちゃんだなあと思いました。
感動というよりも、まず思ったよりすぐに産まれたことに対してビックリしたのと、やっと終わったんだ、無事生まれたんだーという安堵の気持ちが大きくて、分娩台の上でぐったりしました。
しばらくして、赤ちゃんを連れてきてもらって胸の上でカンガルーケアをして、もうおっぱいを探してペロッとなめるのには本能だなあとびっくりしました。
「はじめまして、よく頑張ったね~」と声をかけてあげました。
生まれたばかりで、最初は私に似ているようにも見えました。
ずっとこの子はエコーで見ると、指で遊んだりしていたのですが、産まれてすぐも自分の指でずっと遊んでいました。そして、ツメがすごく伸びて、指しゃぶりしてたせいかボロボロになってました。
赤ちゃんって生まれてすぐにキョロキョロと周りを観察しているんですね。お腹の中から出てきてびっくりしてるんでしょうね。
2時間くらい、分娩室で夫と赤ちゃんと3人で過ごして、写真をとったり、静かに時間を過ごしました。
部屋に戻って、薄明かりの下で赤ちゃんが目を突然パッチリ開いて、こちらをじっと見て、「ママよろしくね」と言ってくれてるみたいで、本当にうれしかったです。
ずっとお腹の中にいて、どんな子だろうと想像を巡らせていた赤ちゃん。やっと会えました。
新生児は、毎日顔が変わっていくので、新鮮です。
入院生活は母子同室&母乳育児で、おっぱいの出が悪く本当につらかったです。
産後すぐは貧血になり、その後は出ないおっぱいを飲ませて、30分おきくらいに授乳し、オムツ替えも慣れないし、最後に2日間は睡眠時間1時間で精神が錯乱しそうでした。
大部屋、個室と転々としたのですが、母子同室といっても、大部屋でみんなが出産後の方じゃないから、大声で泣けば気をつかうし、個室でも壁が薄いから隣の人にも気をつかうし、なんだかとても気疲れしました。
でも、個室のときは、赤ちゃんにいろんなこと話しかけることができて、良かったです。
また、ここの病院は助産師さんはとにかくたくさんいて、何か困ったことがあったらすぐに対応してくれるし、授乳室ではよく面倒を見てもらえて、いろんなことを教えてくれたので、そういう点はとても良かったなと思いました。
また、医師も必ず何人か常駐しているので具合悪くなったら深夜でも診察してもらえるし。
赤ちゃんのお世話のしかたを丁寧に教えてくれる環境ってのも、病院選びでは重要かもしれないと思いました。
退院後約1週間たって、母乳も少しはよく出るせいか、2、3時間まとまって眠ってくれることも多くなって、ようやく自分にもゆとりが出てきました。
でも深夜は、ミルクにして実母に預かってちょっとまとまって寝るようにはしています。
産後は傷の痛みが1週間ほど続き、子宮の収縮の痛みが陣痛みたいにひどくて、赤ちゃんが泣いてもすぐに御世話できないような状態だったし、ごはんも作れないので、母に手伝ってもらって助かりました。
生後1週間もたつと、起きている時間も増えて、目も開けるようになり、声に反応したり周りを観察したり、笑ったり。だいぶハッキリしてきました。
パパが話しかけると、じっと不思議そうに見ているので、お腹の中にいたときに聞いてた声を思い出してるのかな。
毎日育児は大変だけど、癒されます。
この子の人生に責任を持って、がんばって育てていきたいです