段々嫌になってきた

もういい歳だし、眼に注射までしなくても左眼が見えなくなって困るのは、関節リウマチや橋本病を考えたら、20年、10年も無いから、怖いから嫌だでしないでおこうかな

そんな考えが浮かんで消えません

パパがせっかく「ちゃんと治療を受けなさい」と言ってくれたのに、私はバカです

子供の頃から分厚い眼鏡をかけて、乱視があった理由を思い出しちゃった

「近視性の乱視や、正岡の家の遺伝や。遠視も未熟児で生まれたお前がわるいんや」と、何回怒鳴られて、顔の左側をビンタされたか

母親に

私が左利きだと、自分の責任だと言われるから、右で書けやと、鉛筆やクレパスを持つ手を掴みながら突きとばしたりして、右で持てと矯正されて、左腕の骨にヒビが入って、一カ月ほどギプスをしてたこともあった

正岡の家系って、左利きが多いのに、母親は親戚付き合いを、だって分からんからと、通夜葬式も行かなかったから、知らなかっただけ

父さんのいとこ、全員両利き

イトコ達の子供、両利き

私だけ右利きに左手で字が書けてスプーンが持てる程度

どうして子供より自分の事を先に考えたのかな。田舎から、苗字と長く続いた家と聞いて、贅沢が出来ると出て来て、八雲東町で慎ましい生活をしてる家だったから、よほど悔しかったんだろうな

そんな親から生まれた私が、最新の医療を受ける資格なんてあるのかな。母親が言ってたとおり、私が母親の人生を台無しにしたから、今そのバチが当たってるのか

妹の紀子は、母親が本当に好きになった相手の子だから、特別扱いされてて、不自由も病気もなくて、父さん達のお金で裕福に暮らしてるんだろうな

私は、年末に37度の熱が出た日に、病院に行きたいとフラフラしながら降りて母親に言うと、一万円札を渡されたから病院に行けるとホッとしたら

「紀子が蜜柑を食べたい言うてるから、駅前まで行って買うて来いや」と言われて、かなり辛かったけどお札を崩して病院代をくれると思って買いに行ったら

「何でお前なんかに医者代やるか！しんどかったら寝とけや、保険証なんか持ち出したら承知せんぞ、家から追い出すからな」と言われてから、まともに病院に行ってない

いつも重くなるか、死にかけてから

それで、一生病院に通う病気になって、他の病気では80歳までは生きられないと思うと、病院で言われたり

食事もいつも妹の後

大体私に、病院に通える価値なんてあるのかな

守口市の、生まれ育った町で、小さな部屋で、最後まで暮らした方がいいのかもしれない