記憶する温度この心は見たくない物を捨てるゴミ箱じゃない『BOX』 木村カエラ心が冷える場面に出遭うと、【苦しんだ自分】とセットで【苦しめた人】の顔が浮かぶ。「縁が離れる」という未来を望んで始める人間関係は無いはずなのに、自分と相手の心の両方を冷やしてきた手痛い経験は、数十年経っても感覚がはっきり記憶している。温度が取り戻せるうちに、せめて今日一日は自分の味方でいる。