私のブログもかなりリアルタイムになって来ました。
大輔をしばらく放置しておこうと思った私。
そんな私を見透かしているかのように、お正月に一本の電話があった。
私の携帯電話の電話帳からは削除したナンバー…
でも、絶対に忘れる事が出来ないナンバーが表示された。
杉原さんからだった。
今まで着信があっても無視し続けていたが私は電話に出た。
「あけましておめでとう。元気にしていたか?」
久しぶりに聞く杉原さんの声だ。
「おめでとうございます。お元気そうですね。お久しぶりです」
「さぁの声が聞きたかったよ。元気で頑張っているんだろう?」
「まあまあです。杉原さんのお噂は耳に入っては来てました。社長に就任されたそうですね?」
「そうなんだ。社長なんてやるものじゃないよ」
「ですね。会社と社員とその家族を背負うわけですから」
「さぁ、何度も電話したんだぞ」
「はい。わかっていました」
「わかっていて出てくれなかったのか?」
「はい」
「じゃあ、何で今は出てくれたんだ?」
「お正月なんで特別サービスです」
「特別サービスか…さぁ、俺、おまえに逢いたい」
「それは、特別サービスには入っていませんので悪しからず」
「今度食事でもしないか?」
「機会があれば…」
「いつがいい?おまえに合わせるから。話もあるし」
「私も忙しいので予定なんてわかりません。機会があればということで」
「そうか、でも今日はまだ休みだろう?今日はどうだ?」
「私は今は娘の所に滞在していて自宅にはいません」
「今からそっちに向おうか?」
「私は今からデパートで買い物をしたいので無理ですね」
「そうか…じゃあまた電話するから逢ってくれよ」
「まぁ、考えてみます」
こんなやりとりだった。
色々話をして来る杉原さんに私は淡々と返事をしていた。
その後、私はデパートに行き仕事のお客様のお年始の為のお菓子を選んでいた。
デパートでお菓子を選んでいる最中にも杉原さんから電話が入っていた。
気付いていたが出なかった。
その時は杉原さんに逢うつもりは全くなかった。