美和子に溺れ、盲目になってしまった杉原さん。
次の日、杉原さんからメールが来た。
「さぁ、昨日はごめん」
たったこれだけ。
私は、返信はしなかった。
嘘を重ねて、シラを切る事が出来なくなり、開き直った杉原さん。
「俺が女グセが悪いのは今に始まった事じゃないっておまえが一番知っているだろう?」
「寄り道をしているだけだ。必ず戻るから待っててくれ」
「おまえが俺の一番だ」
初めて二人で行ったスナックでママに「今日は一段と素敵な方とご一緒ですね?」と言われ「この前のは2番目、今日のは1番」と答えた杉原さん。
ばったり、杉原さんのゴルフ&飲み友達に会った。
山下さん。
何度も杉原さんを交えて一緒にゴルフに行ったり、その後食事に行ったりしていた。
穏やかな紳士って感じの人。
「何かあったのか?最近は違う女の子を連れているよ。手だけが異常にきれいな女だったけど…」
「ちょっとね…」
私の顔が曇ったのを察知したのか、山下さんはそれ以上は聞いて来なかった。
「またゴルフに行こうな」と言ってくれた。
涙の大喧嘩から何日過ぎただろうか…
季節がまた変わった。