すでに悪夢のゴールデンウィークから夏に季節は移っていた。


桑田佳祐さんの《波乗りジョニー》が流行っていた。私はサザンオールスターズが好き。《波乗りジョニー》だけはあの時の辛さを思い出させる。


それでも杉原さんは私に時には連絡をして来た。


完璧には縁を切りたくないみたいだ。


私は美和子に対する意地なのか、プライドなのか、杉原さんと別れたくないのか、中途半端なままはっきりと自分の意志も決らなかった。


「杉原さんって男としても、人として最低なことしているよ。彼女だってあれだけさぁに良くしてもらっていながらこれだもの…もう最低な人達なんて放っておいて、どうせ長続きしないだろうし、さぁは前を見るべきだよ。さぁがあんな人達の事で悩み苦しむ必要なんてないって。さぁは賢いはずだよ」親友の真由美が言う。


その通りだ。


あんな最低な男なんてどうでもいいじやない!


自分にプラスにならない人は切った方がいい。


でも…


気持ちが決まらない。