その後も私と杉原さんはとてもうまくいっていた。


結構パソコン操作がうまくなった杉原さん。


時間がかかるがエクセルで工程表も上手に作っていた。マクロまでは出来ないけど私が作ったものをうまく活用し仕上げていた。メールで文書の送受信もこなすようになっていた。


ある日「渡したいものがあるから仕事の帰りに会社に寄ってくれないか?」と杉原さんから電話があった。

渡したいもの??
何だろう??


仕事が終ってから杉原さんの会社に行くと「これ、使ってくれ」と私の目の前に大きな箱を出した。


「えっ?これってノートパソコン?どうしたの?」


「俺、さぁのおかげでだいぶパソコンが使えるようになった。そのお礼だよ」


「でも…こんな高いもの」


「何を言っているんだ。受け取ってくれ。何もわからない俺にここまで教えてくれたさぁに感謝してるんだぞ」


「ありがとう…凄くうれしい。びっくりした」


当時のノートパソコンは今より高価で、30万円弱くらいのものだった。


「杉原さん、ありがとう。大事に使います」


「よし、喜んでもらえて良かった。これからも頼むね」


うれしかった。


私を思ってくれる気持ちがとてもうれしかった。


杉原さんは二人で行動する時の費用は全て出してくれた。私に缶コーヒー代すら出させなかった。


杉原さんが買って合わなくて私が使えそうなゴルフクラブももらった。


私は、杉原さんの誕生日とクリスマスとバレンタインデーの時だけゴルフウェア等のプレゼントをした。


高価なプレゼントを買うと逆に叱られた。一番高価だったのはゴルフバッグ。ネットで買ったので色々選べて杉原さんに似合う物を安価で…もちろん私のゴルフバッグも一緒に買った。


余りにもお揃いって感じはあえてやめて、同じブランドのものにしたが、持っている人が少なく、かなりお洒落な雰囲気は出ていたはず。


杉原さんは「俺の為にこんな高い物を買うな」と言ったが喜んですぐ使ってくれた。