私は実家の両親に何も言ってなかった。言えなかった。珠里を連れて行っても本当の事を話せないでいた。
でも、いつまでも隠す事は出来ない。


実家に行った。


中田と別居している事、中田には付き合っている女性が私の知る限りでも二人はいる、家庭をかえりみず好きな事をしてお金を使い、もしかしたら知らない借金もあるかもしれない、別居してから生活費もくれないし、連絡もない。珠里を保育園にあずけてパートを始めた。離婚してしまいたい。


私の話を聞いて、両親は激怒した。

そして、中田と中田の実家に電話をし、話があるから出てくるようにと言った。

私は両親に話をした事で少し気持ちが楽になった。

両家の話し合いの数日前に中田が家に来た。
荷物を取りに来たようだった。
中田は私に言った。

「結婚してからさぁに何一ついい思いをさせてあげれなかった事はすまないと思っている」