別居していたが中田からは全く連絡がなかった。

話し合いも出来ない。

中田が自分の実家にいるはずもなく、所在は不明だった。

ある日、中田の携帯電話にかけてみた。

「どこに住んでいるの?」

「友達の所だよ」

「友達って誰?」

「さぁの知らない人だよ」

「いつまでもこのままじゃダメだし、はっきりさせたいんだけど」

「うん、わかってる」

「じゃあ、日を決めてよ」

「しばらく忙しいんだ」

「別に仕事が終った夜でもいいし」

「都合のいい日を連絡するよ」

「早くしてね。私だって珠里ちゃんの事も考えなくちゃならないし」

「わかったよ。連絡するから」


何とも噛み合わない会話だった。
私は特に中田を責めたりはしなかった。


別居してからどんどん日が過ぎて行ったが、中田は私と珠里に全く生活費をくれなかった。


私は、珠里をあずかってもらう保育園をさがした。

何とか、美和子の娘の千恵ちゃんが通っている保育園に入れてもらえたので、仕事を探す事にした。

知り合いの紹介でパートで採用してもらえる事になり早速働き始めた。