いつも待ち合わせしている駐車場に私は6時丁度に着いた。

車を停めて既に到着していた杉原さんの車に駆け寄った。

「時間ピッタリだな」と笑う杉原さん。

「俺なんて早く会いたいから10分も早く着いて待ってたよ」と上手い台詞。


「嘘ばっか…」私はつぶやいた。


「嘘じゃないよ、そうそう来週からおまえの家の近くに新しく出来る結婚式場の現場に毎日行くよ。おまえが仕事に行く時に会えるよ。」と言いながら車を走らせた。

「来週から違う道を通りますから。それに杉原さんは会社の人達に任せてゴルフに行きそうですし」と悪態をついた。

「ははっ、おまえよくわかってるな」という会話をしながらお店に着いた。


イタリアンのお店だった。
和食か肉系のお店に行く事が多いのに珍しいなと思った。


「ここは美味しいからお薦め~」とお店の中に入って行く。

心の中で私は「誰と来たのかな…」と思わずにいられなかった。

テーブルに並びきれない量を注文しワインをたくさん飲む杉原さん。

「俺、今日は飲むからおまえが運転してくれ」と飲み続けた。