「可愛い…離したくない」
「おまえが欲しい」
「俺が嫌いか?」

私は答えた。
「嫌いじゃない、でも杉原さんには奥さんがいらっしゃるし、今日初めて会社以外で会ったし」

「そんな事関係ない」
「俺はおまえが好きでおまえが欲しい、それだけ」

杉原さんはキスをしながら私の服を脱がしてしまった。
初めてのセックス体験の私はどうしていいかわからずに杉原さんに身を委ねた。
ただ杉原さんが私の中に入って来た時は激痛がはしった。
痛くて痛くて気持ちがイイとか全くなかった。


「すごくよかったよ、おまえ」
(すっかりおまえ呼ばわり)


私は何も答えず杉原さんに背を向けたら「こっち向いて」と言い従った私をギュっと抱き締め腕枕をした。

「一時間寝よう」

寝息が聞こえて間もなく私も眠った。

「朝になる前に帰ろう」と起こされた。
そうだ、家に帰らなきゃ。あわてて服を来てバックを持った。

帰り道、「こんな時間に帰って怒られるかな?」と聞いて来た。
「こんな時間にしたのは誰ですか?」と答えた。
「杉原さんこそ奥さんに怒られるんじゃないですか?」と突っ込むと「うちは絶対文句言わないよ。
彼女は俺と結婚したがって、俺は、結婚しても遊びは止めないけど?って言ったらそれでもいいから一緒になってって言ったんだ。」と。

「だからって好き放題してもいいって理屈にはならないと思いますよ。
お子さんもいらっしゃるんでしょう?」と大人ぶって私は言った。

「財産狙いだろう?そんな事より、またデートしようね。」

「今日はデートだったんですか?」

「そう、記念すべき一回目のね」

「でも二回目はないと思います」

「ダメ、俺が決めた」

等と言い合ってるうちに私の家の側に着いた。

「おやすみ、またね」


不倫はイヤと思っていた私だけど、どんどん杉原さんにひかれて行った。