私は高校を卒業したら県外に進学する事を望んだが、両親は家を出るのを許してくれず、薦められた地元の短大も嫌で中途半端な状態だった。

友達の進学先や就職先が決って行くのに、私だけが取り残されているような気持ち。

ある会社の受付を募集していると聞き、早速面接に行き採用になった。

そこで33歳の杉原さんと出会う。

18歳の私。

年齢差が15。

高校時代に交際した人はいたが、初めて接する大人の男だった。

杉原さんは建設会社の専務(二代目)と先輩が言っていた。

明るいキャラで私の会社に来るたびに私にニコニコ声を掛けて来る。

先輩は、「杉原さんはあなたのことを気に入ってるみたいだね?最初、余りにも笑顔だったから親戚かと思った位だよ。奥さんも子供もいるから気をつけた方がいいよ」と言った。

私は、ふ~ん…って感じで特に何も思わなかった。

それよりも、早く仕事をおぼえたいって。