2016年9月29日
この日、夫は手術を受けた関東の病院へ術後半年の検診を受けに行った。
付き添いは関東に居た長男にお願いし、先生の話を後で報告して欲しいと頼んでおいた。
行く前に、こちらの病院から先日撮ったCTを送ってもらっていて、夫は執刀医の見解も聞きたいと言って出かけて行った。
とうとうこの日が来た…そう思った。
術中に顕微鏡検査で見つかった腹水の中のがん細胞。
術後、私と長男だけに知らされた事実を多分今回のCTの結果から知らされる事になるだろう。
私はこの数日前から胃が痛んだり、頭痛がしたり、体調がイマイチだった。
私のストレスも癌かもしれないと告げられた直後に続いて2度目のピークだったのかもしれない。
診察直後、長男からメールが届いた。
やっぱり厳しい状況やなぁ。お父さん落ち込んでるやろうからすねてても堪忍してや。お母さんも大変やと思うけど・・・。
長男らしい気遣いも感じられ、ちょっとぐっときてしまった。
長男が居てくれたおかげで夫も随分助けられたと思う。
私ではなく、長男だったからこそ父親らしく気弱になれないと頑張れたのではないだろうか・・・。
その後、夫からもメールがあった。
先生の話だと腹膜播種の可能性が高い。
抗がん剤をいつまで使うかは主治医との協議になると思う。
今日の血液検査でも血小板は上がっていない。
温熱療法のことも聞いたが、成功した例は聞かないとの話やった。
このメールを見て、夫はどんな想いで先生の話を聞いていたんだろうと思うとたまらなくなった。
無事うちに帰ってきて・・・とそんなことを考えることしかできなかった。
最寄駅まで車で迎えに行き、うちに戻ってから夫はこう言った。
「術中に飛んでたこと、聞いたのが今日でよかったわ。」
もう・・・「うん。」としか答えられなかった・・・。
泣きそうだったから。
それからお互い淡々と話をした。
最後に夫が「次回の検診は遠方で大変でしょうし、必要があったらということにしましょうか、と言われたわ。」と先生の口調をマネして苦笑いした・・・。
信頼していた先生から見放された気分だったんだろうなと思うと「そうなんや~。」と答えるのが精一杯だった・・・。
その時の私の日記にはこう書いてあった。
私も又1人で涙・・・。
本人の前では泣けない・・・。
これからが正念場。
こんなことで私は負けない!!そう決めた。